チョコレートと僕(学生時代)結人✕雅美

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シャワーの音で掻き消された結人の足音。 髪を洗っていた雅美は気が付かなかった。 後ろからギュッと抱きしめられ、いきなりのことで心臓が跳ね上がる。 「九条。待てないよ。」 「えっ。」 「早くイチャつきたい」 後ろから胸元の突起をコリッとつままれる。雅美はンッと息を呑む。 「髪まだ流せてないから」 雅美が慌てて告げると名残惜しそうに結人はバッと離れる。 「俺が流してあげるね。九条の猫みたいな柔らかい髪好きだよ。うなじも色っぽくていいよね。」 結人はシャワーを手にすると雅美の髪を洗い流す。 「トリートメントつけるね」 結人は美容師のごとく雅美の髪にトリートメントを施す。 手早く雅美の髪を洗い終えて次は白い肌に手を伸ばす。 「身体は自分で洗いましたから」 雅美は慌てて椅子から立ち上がる。っとまだ泡が残っていてツルッと滑り結人の腕の中に収まってしまう。 「危ないからね。足元気を付けて身体温めよう」 雅美はコクコクと頷いた。 心臓が飛び出そうだ。
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