チョコレートと僕(学生時代)結人✕雅美

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「九条はやっぱり可愛いな」 結人は呟く。 「好きだよ九条」 そう言う結人の声はいつもにもまして優しい。 「僕も栗原のことが好きです。凄く沢山好きです。」 なんだか今日の雅美はいつもと違う。 結人はそう感じとっていた。 まるで雅美が消えてしまいそうな気がする。 雅美が思う以上に結人は雅美を愛していた。 「そんなこと言ったら俺ずっと九条を離さないよ。」 結人の真剣な表情雅美は嬉しそうに微笑んだ。 「起きたら栗原がいて凄く幸せだって思ったんです。」 「じゃあ今日からはこうやってくっついて寝よう」 「はい」 「暖かいね九条狭いベットもこうやっていられるなら悪くないね。九条おやすみ。」 もう少し寝るように促すと雅美はそっと目を閉じる。 「今度はきっと良い夢を見られるからね」 結人は優しく雅美の頬にキスをした。
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