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「九条少し狭いね」
結人がふふふっと笑う。
綺麗な結人の笑顔。大好きな結人の笑顔。雅美は少しだけ勇気を出して結人の背に腕を回した。
「やっぱり我慢出来そうにないな。」
「えっ。」
そう言うと結人は雅美のシャツの中に手を差し込むと胸の突起を探すように弄る。
「やっ。。待って。栗原。。」
慌てて雅美が身動をとる。そのひょうしに指先が敏感な乳首に擦れてしまった。
「ひゃ。。」
甘い吐息が思わず口から溢れる。
それだけで結人の雄を誘うには充分だった。
「無意識でやってる?九条は可愛いね。嫌がってみせて期待してる。あんまり煽らないでよ途中で止めてあげられなくなるから。」
再び唇を深く重ねられそれと同時に指先で雅美のぷっくりとした乳首を、引っ掻いたり引っ張ったりして雅美が快楽に堕ちていくのを待つ。
「九条好きだよ。」
耳が弱いことは何度目かの行為で判ったこと。好きだと告げると雅美が拒めなくなること。
結人は意地悪だ。
沢山苛めて、沢山好きだと告げて雅美を溶かして蕩けさせたい。
「駄目。。ここ保健室。。」
「判っているよ。だから一実先生がこの部屋にしてくれたんだろ」
訳が分からないという表情の雅美。
「誰も来ないよ。だから素直に俺に抱かれてよ」
ビシッと告げられると雅美は観念したかのように抗うのをやめる。
嫌なのは誰かが来ないかという不安からくるもので。
けして結人との行為が嫌なわけではないのだから。
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