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空を見上げた、、、「晴天だ。」
「これぞ!スカイブルーだ!」
「どうしたら、こんなに素敵な色になるんだろう、、、」
「今日は、こんなに、清々しい空だったんだ」と、、、。
車内では、考え事をしていたので、車窓からの景色は目に入らなかった。
「鮮やかな青」 青系の色を、思い浮かべた。
空、海、水に関連する色名が沢山あったな、、、。
青系の色も、何十種類もあった。色の名前を知りたくて、以前、色の名前辞典を買ったことがあった。
この空の色は何色なんだろう、、、?
そんなことを思いながら、植樹されたばかりの若い小さな木が、視界に入ってきた。
なんだか、華奢な木だけど、なんの木なんだろう、、、と、近寄ると、木のすぐそばに、カタカナで書いた名札が
芝生の地面に立ててあった。
『ハナミズキ』
ここに、シンボルツリーがあるとは聞いていたが、なんの樹木なのかは知らなかった。
ハナミズキだと、わかった瞬間から、勝手に、色んな事が腑に落ちた。
ハナミズキの木を眺めていると、頭の中で、一青窈さんの『ハナミズキ』の曲が流れ始めた。
ここで、ハナミズキの木を見たから、『ハナミズキ』ですか⁉︎
冗談のような、、、でも、私だけの、、、頭の中で『ハナミズキ』の曲が流れていたことは、誰も知らない、、、。
♪う〜す紅色の〜可愛い〜君〜のね〜果てない夢がちゃんと〜お〜わりますように〜♪
数年前に、この歌を聞いて、すぐに好きになった。
「今度、カラオケに行ったら歌うかな〜」
初めて歌ってみた。
聞いているのとでは、全く違い、なかなか難しい曲であった。
「上手いなぁ〜あなたのイメージに合ってるよ、、、初めて歌ったとは思えないよ、、、」と褒められた。
「また今度来る時までには、もう少し上手く歌えるといいんだけど」、、、と、次の機会を楽しみに、時は過ぎていった。
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