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 二人で並んで教室に向かう。 「そーいやお前の髪の毛、クルクルじゃなくなったな…」 「一度切ったらパーマっ気なくなったんだよね…」 「俺のせいだよな…切ったの」 「あぁ、まあそうだね。ずっと切りたかったから良いきっかけだったよ」 「…怒ってねぇか?」 「何を?」 「何って…色々」 「いや別に。随分と嫌われてんなぁとは思ってたけど…」 「嫌ってなんか‼︎…ねぇし…別に」 「…あ、そうなんだ」 「お前が側転とバク転やった時、マジビビったわ」  一平が思い出し笑いをする。 「ギャフンて言わせてやろうと思ってね‼︎今でもできるよ。脚だって太くならない様に気を付けてるんだから…」  あれ?何だかんだ言って一平に言われた事ずっと気にしていたんだな、私…。
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