第0章 序章。

1/2
3人が本棚に入れています
本棚に追加
/4ページ

第0章 序章。

曹操が恐れを懐く程、 その才能を羨んだ男がいました。 曹操「司馬懿に注意せよ、子桓。」 その男の名前は… 司馬懿仲達(しばいちゅうたつ) 司馬懿「ハクション!誰だ?私の悪口を言っているのは…?」 張春華「殿、無駄に騒がしくなさるのはお辞め下さりませ。」 司馬懿「無駄に騒がしくとは何だ…。 そのような言い草は…良くない。」 司馬師「父上、我が家の周りは敵だらけそれ故に誰が悪口を言うたかなど定かではありませぬ…」 司馬懿(しばい)仲達(ちゅうたつ)は曹魏が誇る鬼才で蜀の軍師を務める諸葛亮孔明に「我が宿敵」と言わしめた唯一の男でございました。 司馬昭「こんな温かい陽射しに包まれると…春眠暁を覚えず…ですね…」 そんな司馬懿の頭痛の種は、 優秀を極めた長男の司馬師ではなく 次男の司馬昭でした。 司馬懿「しっかりせぬか?この戯け!」 そんな司馬懿ではありますが、 諸葛亮の作戦に騙された曹叡により 酷い目に遭わされた事がありました… それは…
/4ページ

最初のコメントを投稿しよう!