思い出した

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思い出した

「攻めるのなら今だ!」  主君である織田信長様の命令により、俺達は敵将である今川義元の陣地に向かっている。  戦いの中でも素早く動けるような軽い(よろい)に身を包み、背丈よりもはるかに長い(やり)を持ちながら、雨と風の中を走っている。  土砂降りである上、風も吹いているからか、敵共は動かないでいるらしい。そこを信長様は突くつもりでいるのだ。
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