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開いた口が塞がらなくなったのはこれが初めてだった。僕の好きだったアイドルが炎上した時より、この時が1番衝撃的だったかもしれない。
「え逆になんで行くの?」
「人の子よ。我々は一ヶ月に一回なのだ」
「えなに?家族の概念ないのにトイレ行くの?」
僕のことはさておき、イソギンチャク星人は体の真ん中から急に穴が空いて、そこから一気にホースを放出するように紫色の液体が放たれた。
「ああ、すっきりした」
「故郷を出る前に、ちゃんと行っておくの我慢してたもんな」
と僕のことをさておいて、体をふるわせた。
「じゃ、そろそろ俺らも帰らないとな」
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