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「真弓ぃ、親友なのに同じ高校に行かないってどういうこと！？」
受験も大詰め、私たちが完璧に志望校へ願書や何かを出した後で綺愛羅は怒ってきた。手遅れだった、聞いた時に心の中でざまあみろ！と叫んだ。
「まあね、私都ちゃんと一緒のところ受けるつもりだから」
「田上とぉ？あんた、ほんっとにバカだね。あんな暗くてブスでガリ勉みたいなのと一緒の高校行ってもつまんないの。人生終わったチャンネルぅ」
「受けるだけなのに、大げさだね」
「そ！あんたは受けるだけで、バカだから二人とも落ちんの。おっかしい」
こいつはどこまでも自分と違うことを許さないバカ杓子定規だった。いっそここまでくると清々しいまでにあった。綺愛羅は、この時期になっても水上置換法を知らなかった。
「そうだね。バカみたいだ」
「でっしょ？私は真弓なんかと違って芸能アカデミースクールへ行くの。そしてベンキョなんかと関係ない人生送るの」
お前がな、と思った。
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