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●オメガバース(自己解釈設定あり)
男と女という性別以外に、「第二の性」と呼ばれるα(アルファ)、β(ベータ)、Ω(オメガ)の三つの性があり、計6種類の人種がいる。
●アルファ(攻め)
数が少なく、生まれつきのエリート。オメガの発情期の匂いに充てられて発情し、時に暴力的なまでの性交に及ぶこともある。
オメガの発情抑制薬のようなもの存在しないため、一度発情したアルファを同じく発情しているオメガが止めるのはほとんど不可能。
●ベータ
最も人口が多い。一般人。
発情期も存在せず、オメガの発情に誘惑される事もあるが、アルファほどの激しい反応は起こらず、自制も可能。
結婚も、ベータ性同士の男女でする事が当たり前となっている。
●オメガ(受け)
数はアルファよりも少なく、男であっても妊娠することが可能。能力がベータよりも劣り、無能扱いされることもしばしば。
発情期(ヒート)というものがあり、体質によるが三か月に一回の周期で訪れる。発情期中は匂い(フェロモン)でアルファを誘い、うなじ、首筋を噛まれると番になる。 発情期は時間経過(一週間程度)で治まるか、男に抱かれると治まる。番に抱かれると一日で治まり、それ以外だと治まるまでに時間が掛かる。
発情期を抑える抑制剤なるものが売られているが、体質によって聞く人と聞かない人、副作用が出る人がいる。避妊薬とは別物。
オメガは、発情期になると巣作りという行為をする。番となった人や、運命の番である人の匂いを求め、その人の匂いがするものを無意識に集めて巣を作る。一番匂いの強い、服を集めることが多い。
オメガの女性が一番子供を産める可能性が高く、その次にオメガの男性、ほか第二の性の女性と続く。
番となれば相手以外には発情期中のフェロモンは感じられなくなり、他の男を無意識にでも誘うことは無い。
●番(つがい)
番とは、アルファが発情期中のオメガのうなじ、首筋を噛むとなる一種の契約のようなもの。
アルファから番を解消するか、どちらかが死ぬ事で番関係を解消することができる。番を解消してもアルファはまた新しい番を作れるが、オメガはアルファに番を解消されると強い精神的ストレスから一生番を作ることができなくなる。
番=結婚という認識でいいかもしれない。
●運命の番
一般的には恋人となり、その後番へと発展していくが、中には運命の番というものが存在する。簡単に言えば、「運命の人だ!」と本人達にしか分からない感覚があり、出会った瞬間に分かる。
運命の番が傍にいれば、抑制剤はあまり効果を発揮しない。普段の発情期よりも更に強い発情期になることもある。
誰とも番っていなければ、運命の番の匂いを求めて巣を作る。番も、運命の番も近くに居なければ、巣は作らない。
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