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「もっとよく顔を見せて…」
バイオレットはエリオットの顔に手を伸ばした。
エリオットの顔がバイオレットに近づいてくる。
彼の瞳ってグレーなのね。彼の唇から漏れる息がかかると、次の瞬間彼の唇が重なった。
優しいキスからだんだんキスは深くなり彼の舌が優しく入って来た。ふたりは初めて互いの感触を確かめ合い互いの味を求めあった。
「どんなに君が欲しいか。この体に抱き寄せてすべてを奪いたい。でも今は我慢するしかなさそうだ」
「ええ、そうみたい。脚が痛くて仕方がないわ。それにいつまで入院するのかしら?」
「しばらくかかるだろうな…まあ300年も待ったんだ。あと数ヶ月くらい我慢できる」
「エリオットあなたはそうでも、わたしには耐えれないかも…」
「そんな事言うな。バイオレット…僕がずっとそばにいるから」
「ええ、もう二度と離れないって約束して」
「約束する。まず先に結婚しよう。もちろん依存はないだろう?」
「ええ、もちろんよ。でもあなたの事なんて呼べばいいかしら?エリオット?それともアルバート?」
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