さくらの話

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さくらの話

金曜日で彼氏のフリは終わりだと思ってた それなのに日曜に高瀬君は来てくれた それに今も大きな手で私の手は包まれてる しかも/// さくら「(今日は恋人繋ぎ/////)」 どうしよ...心臓早すぎて口から出そう!! 音うるさすぎて聞こえてない!? そんな心配をしながら歩いていた 碧「時間ってまだ平気?」 さくら「時間?うん、大丈夫」 碧「ちょっと寄り道しない?」 さくら「いいよ!」 そう言って連れて来た場所は猫カフェだった さくら「可愛い〜♡」 碧「可愛いね」 さくら「見てみて、膝でくつろいでる♡」 碧「写真とってもいい?」 さくら「いいよ」 碧「笑って」 高瀬君は写真を何枚か撮った 撮った写真を見てる高瀬君の顔が優しい顔でなんだかキュンとした さくら「(私の写真みてあの顔になったのかな?///嬉しいな///)」 高瀬君の所にも猫がくつろいでいてた さくら「私も撮っていい?」 碧「勿論」 カメラ越しに見る高瀬君もカッコイイ/// さくら「(猫ちゃんありがとう。高瀬君の写真撮れちゃった///)」 高瀬君ってもっと男っぽい感じしたけど 本当はそうでも無いのかな? それとも私に合わせてくれてる? どっちでもいいや、だって今幸せだもん ほんと夢みたい... 一瞬、碧君の方かと思ったけど、碧君は無口だし私はしゅー君がいる時しか話したことない それにピアスが右に付いてるから紅君の方だよね 猫カフェを出るとまた手を繋いだ 碧「バイトって次いつある?」 さくら「えっとー、水曜日だったかな」 碧「水曜..か。その日は行けないな。次は?」 さくら「その次は金曜日だよ」 碧「その日なら大丈夫だ。また待ってるから」 さくら「まだフリしてくれるの?」 碧「ナンパされると紫悠も心配するし」 さくら「そっか、しゅー君ね!」 碧「誕生日は予定とかないの?」 さくら「誕生日...知ってるの?」 碧「知ってる。4月30日」 さくら「そう、当たり」 知っててくれたんだ......嬉しい 碧「その日、一緒に帰らない?」 さくら「え、部活は?」 碧「大丈夫」 さくら「そうなの?」 部活休むのかな? 休みとか? さくら「いいよ」 誕生日に一緒に帰る約束をした 家の前に着くと高瀬君は抱きしめてきた そしてキスをした 高瀬君の優しいキス...好きだな さくら「!!!」 さくら「ん///」 碧「あ、悪い///」 優しいキスじゃなかった... 舌が入って....... 私の舌に絡まって逃がさないみたいな.... さくら「大丈夫///びっくりしただけだから」 碧「そっか///...それじゃ、また明日学校で」 さくら「うん///」 高瀬君の耳が赤くなってた/// さくら「高瀬君!」 碧「ん、なに?」 歩き出してた高瀬君は私の方を向いた さくら「今日楽しかった///また行こうね」 碧「俺も!俺も楽しかった!!また行こう」 さくら「うん///」 私たちは笑顔で手を振り合った そして高瀬君は帰っていった 部屋に入り、今日撮った写真を見た さくら「好き、」 さくら「高瀬君も...好きだって思っていいんだよ ね?」 そうじゃなきゃあんなキスしないよね それに、猫カフェだってデートだし さくら「いいんだよね?」 自信があるようで無い だって、今までの高瀬君からこんな風になるなんて思ってなかったから
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