さくらの話

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さくらの話

〜 芹澤さくら〜 私は人には恵まれてると思う 幼なじみのしゅー君は今でも仲良くしてくれるし、 他校の人に付き纏われた時は守ってくれた 高校から仲良くなった藍ちゃんは 美人でカッコよくて勉強も出来るし運動もできる パーフェクト女子だ! そんな藍ちゃんとは親友でいつも一緒 藍ちゃんも私のことを可愛がってくれてて嬉しい そんな事を考えているとチャイムが鳴り授業が終わった HRが終わると藍ちゃんは帰り支度をしていた さくら「藍ちゃん部活は?」 藍「今日は仕事!」 さくら「え!また藍ちゃんのカッコイイ姿みれるんだ♡」 藍「そんな事言ってくれるのはさくらだけだよ」 さくら「そんなことないよー!藍ちゃんカッコイイからファンもいっぱいだよ!SNSで凄いんだから!!」 藍「はいはい、んじゃ頑張ってくるね!また明日」 さくら「またねぇ~」 藍ちゃんはバレー部のエースだ でもお家がモデル事務所だからたまに藍ちゃんはモデルにもなる 背が173cmもあるからカッコイイ服が映える 私は藍ちゃんの出た雑誌は必ず買ってる その辺の男の子なんかよりめちゃくちゃカッコイイ それに比べ私は......... 背は157cmで普通 頭も運動も普通...全てが普通 せめて顔だけでも可愛くいたくて美容やメイクは勉強した その甲斐あってか高校に入って少しした頃から告白されたりすることもあった でも私には好きな人がいる… 私なんかには手の届かない人... 見てるだけで充分 でも、でも!卒業するまでには告白はしたい... とは思ってる... 紫悠「さくらー」 しゅー君に呼ばれ教室の入口に向かった さくら「なに?」 紫悠「今日バイト?」 さくら「うん」 紫悠「じゃあ今日行くからオマケよろしくな!」 さくら「またぁ?見つかったら怒られるんだから!」 紫悠「そこんとこ上手くやれよ」 さくら「もぉ!!」 私はしゅー君の近くにいた人に視線を向けた さくら「高瀬君も来るの?」 紅「.........」 紫悠「紅も行くよな?」 紅「.....行く」 高瀬君はしゅー君が聞くと答えた 高瀬君が来るならオマケしてもいいかな なんてそんな事を思った さくら「じゃあ待ってるね!部活頑張ってね〜」 紫悠「おー、また後でな」 しゅー君と私は手を振り合った 私は歩いていった2人の背中を見てため息をついた さくら「いいなぁ.....」 さくら「あ!バイト遅れちゃう!!」 急いでバイト先へ向かった
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