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紅の話
~ 高瀬 紅 ~
これは少し前の話...
俺は女が別に苦手なわけじゃない
でも、紫悠の幼なじみの芹澤さくらは少し苦手だ
気が付くと目が合ったり、
なんだかんだ紫悠の近くにいるし
芹澤は紫悠が好きなのか...?
まぁ幼なじみだしな、距離が近いのは仕方がないのか...
紫悠も芹澤には心を開いているのか唯一名前で呼ぶ女だ
紫悠も好きなのだろうか...
この2人が付き合ったとしても別にいいけどな
俺と紫悠はバスケも一緒だし昼も碧がいるけど一緒だし
って何マウント取ろうとしてんだ!!
あー、そうか....。
付き合ったら昼...紫悠はいなくなる日もあるのか...
そうなったら俺は碧と2人で昼?
紫悠がいないのにわざわざ碧と一緒に食うことないな...
ズキッ...
紅「(ズキッ...?)」
な、なんだ今の...
今心臓がキュッって.......不整脈?
運動してんのに不整脈は困る
この時の俺にはこれがなんなのか分からなかった
紅「(とりあえず部活行こ)」
紅「紫悠!行くぞ」
紫悠「おー」
俺と紫悠はバスケ部の部室に向かった
そして現在...
部室で着替え中
紫悠と上半身裸で話してる
そんな中......体をチラ見してる俺...
紫悠「____思う?」
紅「(まさか俺がそっちだったなんて...)」
紫悠「おい、聞いてる?」
紅「ん?...悪い聞いてなかった!もっかい言って」
紫悠「んだよ...。来週さくら誕生日なんだけどプレゼント何がいいと思う?って」
紅「.......は?それ俺に聞く?」
紫悠「お前センスいいからさ、なんかいいのない?」
紅「(なんで俺が...)」
いや、これは.......
紅「じゃあ週末買い物行こうぜ」
紫悠「おっけー」
こうして俺は週末の約束を取り付けた
紅「(おしっ!!!)」
着替えを終え俺たちは学校を出た
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