紫悠の話

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紫悠の話

~ 塚本 紫悠 ~ 俺は紅とさくらのバイト先であるファーストフード店に来た 部活終わりはたまに寄り道でここに寄る まぁその場合はさくらがバイトにいる日限定だ 内緒だがさくらはオマケで何かを付けてくれる というか俺が頼んでる 俺の好きな物を付けてくれるし 部活後の腹が減った俺にはマジで助かってる そして最近気づいた事がある....... もしかしたら......いや、多分!! さくらは紅が好きな気がする 生まれた時からほぼ一緒にいたんだ、 さくらの事はわかってるつもりだ さくらのタイプとかは知らねー でも見てればわかる さくらは確実に紅が好きだ.. 幼なじみのために応援はしたいが 紅は多分.....さくらが苦手 さくらが紅に話しかけても紅は素っ気ないしたまに無視?みたいなこともしてる 見てるこっちが可哀想になる... 普段男女に隔てないくせにさくらだけなぜだろう。 もしかしたら紅もさくらが好きで熊度変えちゃう的なアレなのか!? そんなことを考えながら列に並んでるとさくらの声が聞こえた さくら「あの...人が並んでますので...」 ?「そんなんいいから、連絡先教えてよ」 ?「そうそう、俺ら君に会いたくていつも来て んだからさ」 さくら「えっと...」 ?「何時に終わるの?待ってるよ」 さくら「え、それは...」 これは........ナンパか? さくらは押しに弱い さくら「あ、じゃあ」 ほら、すぐに言おうとする 紫悠「アンタらさぁ、その子彼氏いるよ?」 ?「は?何お前」 紫悠「俺はその子の彼氏の親友。で、こっちがその彼氏」 そう言って紅を指さした 紅「...........は?」 さくら「//////」 俺は紅に目で合わせろと合図した 紅「.........はぁ」 紅は状況を理解したのかため息をついて ナンパ野郎のところへ行った 紅「彼氏の前でナンパするとかいい度胸だな...」 紅は高い身長を使い上から見下し睨んだ ?「......い、いや。彼氏いるとかしらなかったし」 ?「行こうぜ」 紅に睨まれたナンパ野郎は逃げてった 背は高いし顔良い奴に言われたら勝ち目ないわ(笑) 紫悠「さくら、大丈夫か?お前バイト終わる時間言いそうになっただろ」 さくら「うん、ごめん...」 さくら「高瀬君もありがとう...///」 紅「別に」 紫悠「っつーわけでよろしくな!」 さくら「うん!今日はちょっと高いのにするね!高瀬君にも」 紅「俺は別にいいよ」 さくら「ううん!彼氏のフリしてくれたし貰って!」 紫悠「貰ってやれよ」 紅「.........じゃあ」 さくら「うん!」 ははっ、さくらのやついい笑顔だな 俺的にはこの2人お似合いだと思ってる それに親友と幼なじみ、いい組み合わせだ トレーをみるとチョコパイと新作の人気のハンバーガーが乗っていた 紫悠「マジ?」 さくら「うん、私からの奢りね」 これ1つ結構した気がするけど... 彼氏のフリでもそれほど嬉しかったってわけか 紫悠「(わかりやすぅーーー(笑))」 席で紅と話しながら食べてるとさっきの奴らが外にいるのが見えた 紫悠「(何してんだ?もしかして待ち伏せ?)」 それほどさくらが好きなのか? さくらのバイトが終わるまであと1時間はあるな... 紫悠「紅、あと1時間ぐらい大丈夫?」 紅「あ?まぁ平気だけど」 紫悠「さっきの奴ら多分外で待ち伏せてる。さっきの疑ってんのかも」 紅「で?」 紫悠「さくらと一緒に帰ってくんない?手とか繋いでみたりして?」 紅「.........は?無理」 紫悠「頼むよー!!」 紅「ってか紫悠は芹澤好きじゃねーの?」 紫悠「俺?好きだけど..。あ、恋愛感情とかは無いよ!俺もさくらも!」 紅「そうなのか?」 紫悠「な、頼むよ〜人助け!」 紅「.....フルーツオレ1週間分」 紫悠「オッケ、任せろ」 紅の好きなフルーツオレで手を打ってもらった 持つべきものは親友だな!
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