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コトハ、コノハの双子の姉妹と、友達になって、まだ、数ヶ月、、、なんだか、この森へ来ると、いつも、いてくれて‥‥
‥‥それが、段々、当たり前の様になっていることに、気づいた時、『なんだか、こんな時間は、もう来ないかもしれない‥‥』
と頭をよぎって、すぐ、消した‥‥‥。『離れていたって、繋がっていける‥‥会いたい時は、念を贈ればいいよねっ!』
毎日、コトハちゃんや、コノハちゃんと、会っていたわけではなかったが、会えるたびに、ワクワクする気持ちが、新鮮で、
素直でいられる自分が心地良かった‥‥‥。
「引っ越しちゃうんだね、、、」っと、コトハ、コノハの2人が、森の入り口で、待っていてくれた‥‥。
「サヨナラを、言いに来たんじゃないでしょ?‥‥サヨナラは、人が、亡くなる時に言う言葉だから、、、サヨナラは、なし‥‥」
そんはことを、コトハちゃんに言われ、涙が溢れそうになった‥‥。
「いつも、心は一緒なんだから、怖くないよ、大丈夫だからね、大丈夫、大丈夫‥‥‥」と、涙を浮かべながら、コノハちゃんが、
もう一つ、むらさき色の勾玉をくれた‥‥
‥‥『あっ、、、あの夢で聞こえた言葉だ‥‥それに、このむらさき色の勾玉、、、すごく綺麗、、、虹が見える‥‥』
「この、むらさき色の石は、虹色アメジストっていう石なの、、、自分の内面や、周りにいる人との調和をとる為の守り石だから‥‥」
コノハちゃんの、大切な勾玉の入った、手作りの巾着袋から出しながら教えてくれた‥‥。
「大切な石を、、、私に‥‥⁉︎ ありがとう‥‥」
この、むらさき色の石は、コノハちゃん達の、ヒイお爺さんが、仕事で昔ブラジルへ行った時に買ってきた石で、
当時は、大きな石だったそうで、地震で割れてしまい、この土地に埋めたそうです。
そのカケラを、どうしても欲しくて、コノハちゃん達のお爺さんが、カケラを見つけて、勾玉のような形に削ったモノを、
お守りにしていたんだと聞き、そんなに大事な石を、もらうことに気が引けた‥‥。
「これは、お爺さんから、もらってから、私が大切にしていた石で、私の石だから、私が決めることができるの‥‥」
と、コノハちゃんが言ってくれた言葉が響いた‥‥‥‥
‥‥「この、虹色アメジストが、ここで守ってくれているの‥‥だから、ここは、、、この森が、〝むらさきの森”と呼ばれているんだよ‥‥」
と、この森のことを教えてくれた‥‥。
奇しくも怪我をしてしまったが、この、むらさきの森へ呼ばれた。
嘘をついて、怪我もして、怖い体感をしてわかったこと、、、学ぶべきことだったんだな、、、と強く感じた‥‥。
なぜだか、2人と握手した‥‥『また会えるから‥‥』と聞こえた‥‥。書いた手紙を渡して、にっこり笑った‥‥。
私の持って生まれた第六感は、この2人と出逢えたことで、鮮明になったんだと思った、、、そして、自信となっていった。
「またね!」と大きな声で、涙を見せずに、いつまでも、手を振っていた‥‥‥。
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