むらさきの森

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あれから、、、どれだけの時間が過ぎていったのか、、、自分の気持ちに正直に、真っ当に生きてきたと思っているが、 それにしても、知らず知らずのうちに、誰かを傷つけていたり、気持ちのすれ違いの中で、裏切りにも近い残酷なことを、 誰かに言ったり、そんな行動をとっていたことは否めない、、、ふと、そう思うことはあった‥‥。 『清廉潔白』と言われなくとも、『品行方正』ではあるように努めて生きている。 周りを気にして、嫌われないように生きてきたが、〝10人いれば5人に好かれ、5人に嫌われるのが君子だ”と、孔子も仰ってます。 ある時から、自由を選択し、自分軸で生きていたと、心底、思って生きてきた‥‥‥ ‥‥しかし、見えない人生の指針があって、それが、守ってくれていた事に気づいた時既に遅し‥‥‥である。 そこから、這い上がるには、誰かが手を差し伸べてくれたとしても、その本人が、その手を掴む気持ちがなければ、意味がない。 遠からず、近過ぎず、静かに待っていてくれた人、いつも見守っていてくれた人、いつも側に居てくれた人、、、 それに気づいていても、なかなか、這い上がれずにいた時、川の水流に身を任せるように、流れて入ってくる情報に、目が、耳がキャッチした‥‥。 何を見ても、何を聞いても、テレビの砂嵐のようで、何もかも無音であった私の耳に入ってきた声があった。 「人は、皆、2つの紋章を持って生まれてきたことをご存知ですか?」 「専門家の方に見ていただくもよし、現在では、ネット検索すれば、すぐにわかります‼︎」 『なに⁉︎ なに⁉︎‥‥‥どこかで聞いたような、、、でも、あれとは違うのかな?』‥‥‥‥心がざわついた‥‥。 「それは、何の紋章なんでしょうか‥‥」 「〝マヤ暦”と言います、、、4000年前の古代マヤ文明で生まれ、使用されていた神聖歴(ツォルキン暦)を使用し、260日を1年として、 太陽、月、星の動きや流れを天文学的に読みとり、そこに〝時間は意識やエネルギーである”‥‥ ‥‥という独自の観念を織り交ぜてできたのが、マヤ暦です‥‥」 今、日本で流通している〝マヤ暦”は現代風にアレンジしたものらしいが、マヤ暦を用いることで、その人の性格、本質といったことから、 その人の生まれ持った宿命やテーマなど幅広い内容を、詳しく知ることが出来るのだと知った。 私が、もらった勾玉の赤い石、黄色い石‥‥それが、マヤ暦の紋章の色だったのだ‥‥。 コノハちゃん達から、そこまでの話を聞けていなかったが、これだけの長い時間を使って、繰り返す出逢いや、出来事を体感して来たからこそ、 理解できたのだと、、、そう思うと、鳥肌ものだった‥‥。 これは、今の、この時代で、スピリチュアルに興味がなくとも、自身の紋章は知っていても損はないと思う。 私の尊敬する、ある人曰く、、、「人生がスピリチュアル」‥‥‥そうだと納得した。 人間の本質に絡む問題を浮き彫りに紐解いていく〝マヤ暦”に私は、感動した‥‥これは、一概には言えないと思うが、 人生の生きる意味を知れる、きっかけになると思った。そこから、自分の周りの人間(家族や友人など)を知ることもでき、 モノの見方、捉え方に変化が出てくることで、少しずつ寛容になっていくように感じた‥‥‥。
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