メメントモリ

　南海トラフ大地震があと30年以内に70パーセントの確率で起きるというのは大法螺で20パーセントというのが妥当な線であるらしい。
　70パーセントとしたのは地震予知の調査や研究に必要な予算を各省庁が余計に手にする為で、その夥しく膨れ上がった研究費は政府の研究委員に選出された地震学者たちに分配され、彼らが差配し、地震ムラを形成している。
　そもそも地震予知は科学的に証明されておらず地震動予測地図を作成するのでも地震ムラを維持する為に調査研究をしてますよと見せかけているに過ぎない。
　自余にもITゼネコンムラ、原子力ムラ、厚生ムラ、土地改良事業ムラ、漁港ムラ等々に加え経団連、これら全ては変化、改革、新機軸、技術革新を齎さない悪の温床たる独占利権団体なのである。
　小生はこれをしたためるに当たり地震ムラまであるのかと呆れた次第。防衛費倍増にしても辺野古移設にしても大阪万博にしても神宮外苑再開発にしても企業献金にしても政治資金にしてもパーティー券裏金にしてもエネルギー補助金にしても然り、どんだけこの国は私利私欲に走るクソどもに金を垂れ流し、無駄に投資し、金の使い道を間違えているのだ。而も増税に次ぐ増税、これでは国民一人一人の家計が圧迫されて当然だし、国自体が衰退して行くのは目に見えている。
　今こそ私腹を肥やす腹黒い者たちにメメントモリという言葉を突きつけたい。盛者必衰、明日にも不祥事が発覚して落魄しないとも限らないのだ。しかし今時は政治が腐敗し切っていて並大抵のことでは更迭や罷免にはならない。何しろ与党議員の間では優生思想が蔓延していて高級国民と驕り高ぶる者どもは交通違反を犯しても罰則を免れたりするのだ。
　そんな富める悪玉が幅を利かす世を儚む小生はメメントモリの「今を楽しめ」という意味に則って久しぶりにここ数日車いじりに没頭した。我が愛車ビートのヘッドライトを金と手間暇かけてカスタムしたのだ。プロジェクター化してハロゲンがLEDになって明るくなってかっこ良くなったよ。
　これを見たら生産性のない人間を下級国民の中でも底辺中の底辺だとして切り捨てようとする政治家も少しは小生を認めてくれるかもしれない。な訳ないか…