恋弾

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 阿部亮広(あべあきひろ)は、人生初のデートに漕ぎ着けた。相手は、マッチングアプリで出会った上尾藍(うえおあい)という二つ年下の女性だ。北海道民憧れの繁華街すすきのでの待ち合わせなのだから、否が応でも期待が高まる。女性に免疫のない阿部は、アプリ上とはいえ複数の女性と同時に繋がりを保つことはできなかった。そんな性格もあって、直感的に感性が合いそうな彼女に絞って付き合いを重ねていた。ギャンブルに手を染めない阿部ではあったが、まさに一点賭けといったところだ。  彼は高校を卒業してから、小樽市の実家を出て札幌市で一人暮らしをしていた。ピアニストを目指してやって来ていたのだが、普通科の高校を卒業しただけの独学の人間を雇う楽団や劇団は皆無だった。腕を見せたいからと面接まではして欲しいと食い下がるも、どこも書類選考で落選していた。それでもなおピアノに携わる仕事をしていたいと考えて、中古ピアノの販売とレンタルをしている会社で雇ってもらっていた。もう、五年にはなる。とはいえ、主な業務はトラックの助手席に乗って移動しては、機材の上げ下ろしや建物などの養生を担当する肉体労働だけだった。イベント会場にピアノを設営したりはしていたが、そこでどこかの楽団に誘われたり女性ピアニストに出会ったりみたいに、漫画みたいなことは一切起こらないでいた。  藍との付き合いは、これまではスマートフォンによるチャットとビデオ通話だけだったが、半年もの時間をかけてお互いの信頼と距離感を温め続けていた。それが今夜、遂に報われる。阿部は、そう信じて疑わなかった。藍は身バレを防ぐためかインフルエンザ対策なのか、ビデオ通話でもいつも白いマスクを欠かすことはなかった。だがそのことで阿部の想像は膨れ上がり、勝手に藍の素顔を美化するようになっていた。それがいよいよ会えるとなると、彼のあらゆるテンションが最高潮に達していた。  阿部は定時で仕事を終えると、期待に胸などを膨らませて地下鉄『すすきの駅』までやってきた。ここは何十年も待ち合わせのメッカのようなところで、恋人同士やそうではない者同士などが相引きをする場所でもあった。そんな評判を気にしてか、藍が待ち合わせ場所に指定してきたのは地下鉄駅のすぐそばにある、屋上に観覧車のあるビルだった。 「すすきのの夜景を観覧車で観たいだなんて、なんてロマンのある女性なんだ」  そんな約束はしていなかったが、阿部の妄想は止まることを知らない。  地上七階まであるそのビルは、地下一階からすべてのフロアが吹き抜けになっていた。飲食店以外にカラオケやボーリング場と中古玩具店などもテナントで入っていたので、阿部も何度か一人で訪れたことがあった。そんなビルで藍がリクエストしてきたのが、地下フロアにあるアップライトのピアノが常設されていたちょっとした空間だった。そのピアノは飾りではなく、誰でも自由に弾けるものとして設置されていた。彼はマッチングアプリのプロフィールに「好きなもの・ピアノ」と書いていたが、弾けるだなんていうことは一度も明かしたことがなかった。だが、自分のアンデンティティに関わる物が置いてある場所を指定されて、彼は悪い気はしなかった。  阿部のほうはビデオ通話でも顔を隠すことがなかったので、特に目印となるようなものは用意しなかった。顔だけで阿部亮広だと分かるといった藍の発言に、既に彼の中では脈あり確定だった。 「ごめん、待った?」  下りエスカレータから、彼を目掛けて小走りで駆けてくる女性がいた。ストレートの黒髪で、デニムのジャケットに黒のタートルネックを合わせ、黒のパンツとスニーカーで統一感を演出したファッションが印象的だった。待ち合わせしていた、上尾藍だ。  それに引き換え阿部は、茶色いラムスキンの薄手の革ジャンにジーパンという格好だったが、彼には精一杯のおしゃれだった。 「あ、いや。今来たところ。藍さんですね、阿部です。こんばんは」  来てくれてありがとうとか、よく来てくれましたというのは、来るのが目的でそれで完結してしまうと思い、これから二人の時間を楽しみたいという彼なりの心遣いだった。 「こんばんは、ようやく会えましたね」  マスク越しでも分かる嬉しそうな笑顔でそう応える藍の顔を見た阿部は、内心で「よしっ」とガッツポーズを決めていた。 「そうですね。俺のほうも、ようやくって気持ちです。お会いできて、嬉しいです!」  阿部は、仕事で発揮する以上の力を込めて強調した。 「ふふっ、私も嬉しいわ」 「それで上尾さん、お店のほうか任せて欲しいってあったけど、どちらなんでしょう?」  このビルの飲食店は種類が豊富だったので、阿部は確認を急いだ。はやる気持ちが、抑えられないでいるのだろう。 「ええ、藍でいいわ。お店はそこよ」  彼女が指差した先は、大きな暖簾の下がった日本の古民家を模した飲食店だった。   彼は夜の街で遊ぶなんていうことには縁がなかったが、何とか頑張って雰囲気の良いバーなどいくつかの候補を見つけていた。だが、女子会などで遊び慣れているのか、藍が選んでいたのは個室のある居酒屋だった。  しかし、オフラインでは初対面とはいえ、いきなり名前で呼んでいいというのは大胆なのか当たり前なのか、阿部は些か判断に困った。でも個室ありと知って、「邪魔が入らないので、それはそれでアリだな」と内心呟いた阿部だが、誰の視線も気にしないで二人の時間を過ごせるのは願ってもいなかった。 「では、参りますか」  阿部の宣言を受けて二人が入店すると、藍のほうで予約の確認を済ませていた。どこまでも気の利く女性だろうと、彼の中の好感度がまた一つ上がっていた。  二人は四畳半ぐらいの個室に通されると、向かい合う格好で掘りこたつのように床がくり抜かれたテーブルに着いた。間接照明も仄かに灯っており、とても良い雰囲気を醸し出していた。いざ個室で二人っきりになると阿部は僅かに緊張はしたが、こんな店をチョイスしてくれることからも、藍も今日のデートを大切にしてくれていると思わせるには充分だった。 「ご注文、いかがなさいますかぁ」  店員のその声と共に、卓上にはお通しとおしぼりが並べられた。 「じゃあ、生でお願いします」  阿部は藍から手渡されたおしぼりを手にしながら、勤務明けと言えば定番の生ビールを頼んだ。 「私も、同じもので」  躊躇せず、藍も告げた。 「えっ、いいんですか? 何なら、瓶にしますか?」  彼女の細い手を気遣い、重量のあるジョッキではなく小さいグラスで飲めるよう、瓶ビールを提案した。 「いいのよ。ジョッキは、冷えてたら冷えてるほどいいんですよね? ふふっ」  藍は阿部から視線を外すことなく、微笑みながらそう応えた。 「そうなんですね。じゃ、すいません。生二つでお願いします」  間髪入れず、阿部は右手でピースサインを作りながら、店員に注文を改めた。 「あいよ。ほかは、いかがなさいましょうか?」  店員は昔ながらの細長い紙の伝票に記すと、フードについても確認してきた。 「藍さん、どうします?」 「いいです。まずは、乾杯しましょ」  彼女の提案で、まずは飲み物だけを頼むことにした。空腹とはいえ、阿部のほうも藍の意見を否定するのは避けておいた。  店員が部屋から出ていくのを見計らうと、藍は目に微笑みを浮かべながら意味深に阿部のことを見つめた。 「ふーん」 「あ、俺なんか付いてます?」  彼は鼻の下を擦る真似のしながら、鼻毛が出ていないかチェックしていた。 「いえ、何も付いてないわ。けどね、そういう感じなんだなって」  待ち合わせをしてからこの席に着くまでの阿部の一連の行動は、藍のほうも注意深く観察していたようだ。 「そういうって?」 「うん、そういう」  藍は話をはぐらかしていたので、阿部は一向に要領を得ないでいた。 「つまり、これまでのチャットとかと違うとかって感じですか?」  彼は自分のぎこちなさを解消するために、敢えて真相を訊ねてみた。 「そうね、いい意味で。ふふっ」 「そうですか。じゃあ、いい意味でありがとうございます」  テーブルに向かい合った相手に、お辞儀をしながら照れくさそうにお礼を伝えた。 「失礼します。お飲み物、お持ちしました」  店員が威勢のよい掛け声と共に部屋に入ってきた。二人の目の前には、重厚感のあるジョッキが二つゴトリと置かれた。表面には霜が降りており、いかにも旨そうなビールといった様相を呈していた。 「ほかに、ご注文はありますか?」 「取り敢えず、今はいいです」  彼女がそう応じると、店員は「あいよ」と言いながら姿を消した。 「では、乾杯といきますか」  阿部は、自分の目の前で藍が初めてマスクを外す姿に期待していた。あまり見つめすぎるとまた変な空気になると思い、見るとなく見ながら乾杯を促した。 「そうね」  藍はそれに同意すると、俯きながらマスクを取り去った。阿部は、彼女が自分の好みの顔か見極めるために注目をしていたが、同時に髭の剃り残しがないか注意を払っていた。つまり、女性になりすました同性ではないかという点も気にしていたのだ。マスクを外した藍の顔には、当然のことながら髭は無かった。そして彼の視線はそのまま下に下がると、胸の膨らみも確認した。これは期待していいのだと、彼のボルテージは一気に駆け上がっていった。だが、ここで下心を露わにするのはタブーだと自分を諌めた。 「では、乾杯」  阿部は藍がマスクを外すのを見計らってから、ジョッキを掲げた。 「乾杯」  それに呼応して、藍もジョッキを突き出した。コンと、勢いが余り過ぎない程度にジョッキとジョッキが触れ合った。それを合図に、二人はよく冷えたビールに口を付けた。阿部のほうは、およそ三分の一の量を乾いた喉で迎えていた。それに引き換え、藍は一口二口を嗜む程度に留めた。  喉が潤うと半年の長い旅路の打ち上げに、阿部は自然と拍手をしていた。藍のほうも、二人が出会えたことに同じように拍手で応えた。意図は異なれど、この同じ動作を共有することに意味があった。  卓上に着地した二つのジョッキが、彼らの動向を静かに見守っている。  阿部は何か話を切り出そうとしていたのだが、藍に対しなぜか奇妙な違和感を感じていた。それは彼女に髭が無いことでも、胸があることでもなかった。何となくだが、彼女とは初対面の感じがしなかったのだ。彼は、自分が仕事でお世話になったイベントのスタッフか観客なのではないかと、記憶の限りを尽くして思い出そうと励んだ。そのため、適切な言葉が紡ぎ出せないでいた。 「……何ていうか、初めて会った気がしないんですが、藍さんと俺って、どこかで会ったことないですか? 例えば、小さなコンサートとかで」  阿部は意を決して、相手を傷付けないだろう言葉を選んで、抱いていた疑問を投げ掛けた。 「それ、ナンパの手口?」  藍は嫌な顔をすることなく、むしろくすくすと笑顔で返していた。 「いいえ、俺ナンパしたことないんですよ。本当にごめんなさいなんだけど、なぜか藍さんとは初対面って気がしないんですよね」  反射的に阿部は否定したが、誠意をもって素直な気持ちを伝えようと試みた。だがナンパなんて指摘されると、彼は失言したのではないかと激しく後悔していた。 「……」  それに対し、藍は無言のまま阿部の目を見つめ続けた。遠くでは居酒屋特有の賑やかさで満たされていたが、ここでは似つかわしくない静寂に支配されていた。女性に見つめられることに耐性の無い彼は、このままだとマズイのではないかと困惑していた。 「うふふっ、何を言っているのよ。どこかで会ったどころか、一緒に暮らしていたじゃない」  その寂然たる空気を打ち破ったのは、他でもない藍のほうだった。ただし、その告白された内容は阿部にとっては衝撃だった。なぜなら、身に覚えが無いからだ。 「ええっ? あ、いや、俺、同棲の経験も無いんだけど、もしかして人違いとか?」  しどろもどろになりながらも、阿部は身の潔白を主張していた。この出会いは御破産になるのではないかと、そんな彼の中では不吉な不協和音が鳴り響いていた。 「人違いではないわ。兄さん、私よ」  藍は両手で自分の頭を掴むと、すっぽりとウィッグを外してみせた。 「えっ、(いつき)? いったい、どうして……」  黒髪ストレートの美女が、瞬く間にショートボブの妹に変化していった。化粧もしていたので、かつての印象とは異なっていたが間違いない。会う約束していた女性は、事もあろうに偽名を名乗っていた妹の阿部樹だった。阿部は裏切られた気持ちになり、打ちひしがれそうになった。 「どうしてって、会いたいからよ。高校生の頃、兄さんは私を毎日のように自分の部屋に引っぱり込んでは、無理やりさせていたじゃない。そのくせ、下手くそ下手くそって言うから、私、嫌で嫌で泣いてたんだからね。知ってるでしょ? でもそれがきっかけで、私も目覚めたんだから。だから、今夜はとことん付き合ってもらうつもり。動画だって撮らせてもらうんだから、いいわよね」  藍もとい樹は、積年の思いを兄にぶつけた。 「まったく、アプリを使ってまで、こんなところで復讐かよ」  妹の暴露にはぎょっとしたが、自分がしでかした悪行はどんな言い訳も許されるものではないと理解していた。だが、何年も経ってから責められるものではないだろうと、不機嫌そうに文句を吐き捨てた。 「そんなこと、言わないでよ……」 「……今になって、何でだよ」  激昂するに至らなかったが、阿部は怒りのまま納得のいく理由を求めた。 「兄さんが、いいものを持ってるからよ」  もうそれ以上の理由は無いとばかりに、樹は頑として譲らないでいた。阿部の回答を待たずに樹は再びウィッグをかぶると、残りのビールすべてを一息で飲み干した。 「ぷはっ。じゃ、行くわよ」  言うや否や、彼女は口を拭うと音を立てずに腰を上げた。気持ちのほうは、スタンバイできているということだろう。むしろ今のビールが、エンジンをより回転させるガソリンの役目を果たしていたのかも知れない。 「もうかよ、ちょっとは寛がせろよ」  そう文句を言いながらも、勿体ないとばかりにお通し二つを口に放り込むと、それをビールで流し込んだ。すすきでの経験は、自分の中の武勇伝となるのだろうと覚悟を決めた。  店を出て何メートルも歩かないうちに、二人は目的地に辿り着いた。 「やっぱりか。このビルを選らんだ理由も、今更ながら分かったよ」  阿部は、同じフロアに設置されたピアノの前に立たされた。 「そう、いいわよね」  有無を言わせず樹は自分のスマートフォンを折りたたみ式の三脚に固定し、二人で一台のピアノを演奏する連弾を要求していた。それは兄のほうがかつて樹に強要し、泣かせていたものだった。 「分かったよ。じゃあ、あれだな」  阿部はこれまでに何度も演奏を重ねてきた、チャイコフスキー『くるみ割り人形』の行進曲だと理解した。二人の父が子供の頃に流行ったというテレビゲームで流れていた曲とのことだったが、高校生だった阿部がピアノを始めたきっかけもこの曲だった。  彼は鍵盤に向かって左側の席に着くと、自分は伴奏を担当すると無言で示した。それは即ち、メロディを樹に託すことで腕を確かめたいという意味を示していた。それに対して樹は不満は無いようで、右側の席に着き主旋律を担当することにした。  阿部の合図で、軽快だが情緒に溢れる特徴的なイントロを弾き始めた。さすがに高校生の頃に弾いていた電子ピアノと比べると、鍵盤のタッチが重い。彼は、イメージした通りに弾けるか不安になった。仕事柄ピアノはいつも触れてはいるが、鍵盤となると話は別だ。演奏するのは、もう何年振りになるだろう。演奏の間も、彼の頭の中はひっきりなしに今の不安と、この半年の『藍』のことを抗議していた。そう思ったところで、演奏を止められる訳ではない。二分ちょっとの曲が、彼にはとても長く感じらていた。  阿部の頭の中が雑念でいっぱいになっている隙に、樹は曲調にアレンジを加えて壮大なオーケストラ風にしてきた。それには、阿部のほうも瞬時に反応して伴奏を変えた。樹は、それを楽しんでいる。彼女にとっては、ある意味で長年の夢だった。挙句に樹は腰を少し上げ、兄のほうに視線を向け合図を送った。彼女は、伴奏と主旋律を交代するつもりだ。瞬時にそれを察した阿部は演奏を止めることなく、席に着いたまま右に移動した。阿部は、本来なら今夜はベッドの上で藍と肌を合わせるつもりだったのに、今やプレイの意味が変わってしまっていたと心中でぼやいていた。  樹が伴奏に着くと、そんな邪念を振り払うべく彼は情熱的なジャズアレンジで応える。音楽とピアノを裏切ってはいけないとの使命感が、彼の中を駆け巡ったのだ。やがて彼は無心になり、演奏に没頭していった。「やっぱりね」と、兄が期待に応えてくれたことに樹の目が輝いた。阿部の熱演が最高潮に達した後、二人は無言で物憂げな原曲に戻り、静かに演奏を終えた。最終的には、倍の五分近く演奏していたことになる。  阿部が気がつくと周りにはギャラリーで溢れ返り、二人を称賛する拍手がビル全体に鳴り響いていた。 「見てよ。こんなに大勢の方が、いい顔で拍手してくれてるのよ」 「うっ、マジか……」  ステージに立つことも叶わなかった人間が、今は絶讃の渦の中心にいた。緊張感と安堵の気持ちで、彼は心地いい気分だった。演奏するということは、決して言葉に言い表せない魂の叫びのようなものに思えて震えていた。 「これからはアプリに頼らず、ピアノでモテたらいいじゃない」  妹の皮肉には腹は立つことはなく、周りの笑顔と拍手に只々感激していた。観衆の中には上のフロアから下りてきた者や、わざわざ飲食店から出てきた者までいた。 「どう、兄さん。これからは、私とピアノの動画を配信してみない?」  彼女は兄のピアノの腕を錆び付かせたくなく、半年を掛けてこの日の計画を練っていた。同時に、上達した自分の演奏を兄に見てもらいたいという強い気持ちもあった。 「そうだなぁ……」  今の動画撮影の意味を、阿部は改めて理解するに至った。今夜のこの出来事が、これからのピアノに対する向き合い方を考えるきっかけとなったのは、自分でも疑いようがないものだと確信していた。妹の演奏も、当時の自分を超えていたことには悔しさもあったが、正直なところ感心していた。だが、答えはすぐに出せるものではなかった。  そして阿部の回答を待たずに、二人はアンコールに応えるべく次なる曲の演奏を開始した。すすきのの夜は、まだ始まったばかり。
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