推しアイドルとの再会

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俺も歳だし……健康かどうか産婦人科医で検査を受けたら、 『もう授かってますよ』と言われて驚いたばかりだったのだ。 「デキ婚じゃなくて、授かり婚、でしょっ。それに、この子はトクさんが私をたくさんたくさん推したからこそなんだから」 「いや、その……推したというか、挿れたって言うのか……」 「いやん、またエッチなことを言うんだからぁっ。トクさんのモッコリッ!」 「『ムッツリ』だろ?……ハナのドレスが相変わらず胸強調しすぎてモッコリッしてきたんだけど」 僕はハナの胸を触って首筋にキスをした。ああ、可愛い……僕だけのハナ。 「もぉ、バカァっ……トクさんっ。赤ちゃんいるのに」 ハナも僕の唇にキスをしてきた。舌を絡めてディープキス……たまらない。 「先生が、ゆっくりやれば大丈夫だって言ってた」 「何をゆっくり?……変態っ」 「僕を変態にさせたのはだあれ?」 またキスをネットリと交わす。 コンコン!扉を叩く音で僕らは慌てて離れた。 「もうすぐ本番ですが……よろしかったですか……」 スタッフさんか……。びっくりした。 「またあと少ししたらお声かけますね」 と苦笑いされて出て行った。ふと鏡を見ると……僕の唇にハナの口紅がべったりついてた。 あああああああああああっ!!! 「ふふふふ」 ハナっ!!笑ってる場合じゃ無いっ。て、笑うしか無いな。
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