⛰️入学式の翌日(金曜日)⛰️

1/5
16人が本棚に入れています
本棚に追加
/15ページ

⛰️入学式の翌日(金曜日)⛰️

山の麓(ふもと)にある街から 街の裏手にある 木製の少し長い緩やかな階段を登りきり 今日も、徒歩で登校してきて 学校の正面玄関口で上履きにはきかえてると… 聞き覚えのある声 「あれ…この平均女子に比べて チビっこい、まな板は…やっぱりそうだ! 御前!御崎 煌(みさききら)だな!」 …!? アタシ 御崎 煌 (みさききら) 「失礼な事、言いながら 声をかけてきたから誰かと思ったけど… その、平均男子より少しでっかいアンタは 宮嶌 海(みやしまかい)! なんで、アンタがいるのよっ!」 宮嶌は、フッと笑う。 幼馴染み 宮嶌 海 (みやしまかい) 「ほお!俺の事、まだ覚えてたのか!」 アタシは腕を組みながら 宮嶌をジト目で見つめる… アタシ 御崎 煌 (みさききら) 「忘れるわけないでしょ! アンタ…小中高の時から、なんなのよ。 チビなまな板で、なにが悪いの?!」 宮嶌は上履きにはきかえ アタシも、上履きをはきかえ 靴を下駄箱にいれる。 幼馴染み 宮嶌 海 (みやしまかい) 「やっぱり、俺の…愛の言葉を 覚えていてくれたんだな!まな板チビ姫♪」 ムムッ… 宮嶌の同級生 「まな板チビ姫か! オイラもそれ、使おうかな♪」 宮嶌は隣にいた、男子をギロッと睨んだ。 幼馴染み 宮嶌 海 (みやしまかい) 「御前はダメ! そう呼んで良いのは、俺だけだから!」 な、なによ…もう…!
/15ページ

最初のコメントを投稿しよう!