16人が本棚に入れています
本棚に追加
/15ページ
宮嶌の同級生
「ちぇ~!わかったよぉ…
んじゃ、オイラは先に教室、行ってるぞ~」
宮嶌は、その男子に片手で返事をした。
幼馴染み
宮嶌 海
(みやしまかい)
「それにしても…へえ、ふぅん…」
正面玄関口の壁際まで追い込まれ
胸元や、顔をじーっと見つめてくる…
アタシ
御崎 煌
(みさききら)
「な、なによ…そんなに
じろじろ見るなっ、気持ち悪い!」
アタシは自分の胸元を
両手で隠しながら、宮嶌を見上げて睨む。
胸を頑張って寄せてきたの、バレてるかも…//
幼馴染み
宮嶌 海
(みやしまかい)
「……//」
(内心:小中高の時から見てるけど
やっぱ可愛い…//
胸を頑張って大きく見せようとするなんて
やっぱ、乙女だよなあ…
めちゃくちゃ可愛いじゃねぇか…//
しかも、この上目遣い…たまんねぇ//
やべ…俺の、起ちそう…//)
宮嶌の顔が、紅くなってきたと思ったら
今度は自分で自分の頬をひっぱたいた!?
アタシ
御崎 煌
(みさききら)
「…!」
宮嶌は、咳払いしつつ
開いたままだった口元を閉じて
つばを呑みこみ、こっちに背を向ける…
幼馴染み
宮嶌 海
(みやしまかい)
「んじゃ、またあとでな~!
まな板チビ姫♪」
ムムムッ!
アタシ
御崎 煌
(みさききら)
「その、あだ名で呼ばないでよ!」
はあ…調理部門の
教室がある方に行っちゃった…
ほんと、なんなのあいつ!
むかつくなあ…
ふう…気にしない気にしないっ
アタシも、デザート部門に行こっと!
最初のコメントを投稿しよう!