4.ぴよぴよ争い

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「僕の部屋にもおやつがありますよ?  隊長、遊びに来ますか?」 「いくっ!……だっこ」 龍くんが両手を広げて真守くんに抱っこの催促。 「僕、お風呂に2日も入ってないんですけど  臭くないですか?」 「きたにゃい!でも……イイにおいすゅる」 龍くんが口を尖らせながらクンクンして確かめた。 3歳児にも真守くんの匂いの良さがわかるんだなぁ。 乙女だけじゃなくて子供も真守くんの香りの虜。 「じゃあ抱っこしても大丈夫かな……  えいっ。わ、軽いっ。あは♪」 「(きゅ―――――ん)♡♡♡」 真守くんが龍くんの脇を抱えあげて立ち上がった。 3歳児の小ささに驚いて笑みをこぼす。 イケメンと幼児のユニットたるや… 反則級の破壊力! 光速でハートを射抜かれてしまった。 慌ててポケットからスマホを取り出し起動。 「二人とも!記念写真!こっち見て。  きゃぁ、かわいい~♪」 カシャ カシャ カシャ カシャ カシャ… カメラを鬼連射。 あとで王さんにも送っておこうっと。 真守くんがパパみたい♪うふ♡ 「小春さん!取り込み中悪いけど、  そろそろ仕事戻らないと!  急ぎの案件入ってきて困ってたよ」 「え?それは早く行かなきゃ、って…」 ももちゃんが教えてくれた要請に応じようにも、この二人をどうするべきか返答に迷う。 「僕が一緒にいるので大丈夫ですよ?  仕事に戻ってください」 「そぅお?じゃあ王さんが戻ってきたら、  お迎えに行くね?」 「はい。僕のオフィスで待ってますね♪」 「コハル、ばいばぁい♪」 ズキュ―――――ン♡ 二人のバイバイする姿が尊くて… カシャ カシャ カシャ カシャ カシャ! 「ちょっと、小春さん!早く!」 「ももちゃん、わかってる!わかってるけど!  激レアスチルに手が止まらないの〜。  じゃあね!いいコで待っててね!はぁん」 後ろ髪ひかれつつ、全力のお手振りをしてワークスペースへ戻った。 「では隊長、行きましょう。(⁠^⁠ ^⁠*⁠)⁠」 「おぉー。(⁠•⁠ө⁠•⁠)⁠/」
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