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「僕の部屋にもおやつがありますよ?
隊長、遊びに来ますか?」
「いくっ!……だっこ」
龍くんが両手を広げて真守くんに抱っこの催促。
「僕、お風呂に2日も入ってないんですけど
臭くないですか?」
「きたにゃい!でも……イイにおいすゅる」
龍くんが口を尖らせながらクンクンして確かめた。
3歳児にも真守くんの匂いの良さがわかるんだなぁ。
乙女だけじゃなくて子供も真守くんの香りの虜。
「じゃあ抱っこしても大丈夫かな……
えいっ。わ、軽いっ。あは♪」
「(きゅ―――――ん)♡♡♡」
真守くんが龍くんの脇を抱えあげて立ち上がった。
3歳児の小ささに驚いて笑みをこぼす。
イケメンと幼児のユニットたるや…
反則級の破壊力!
光速でハートを射抜かれてしまった。
慌ててポケットからスマホを取り出し起動。
「二人とも!記念写真!こっち見て。
きゃぁ、かわいい~♪」
カシャ カシャ カシャ カシャ カシャ…
カメラを鬼連射。
あとで王さんにも送っておこうっと。
真守くんがパパみたい♪うふ♡
「小春さん!取り込み中悪いけど、
そろそろ仕事戻らないと!
急ぎの案件入ってきて困ってたよ」
「え?それは早く行かなきゃ、って…」
ももちゃんが教えてくれた要請に応じようにも、この二人をどうするべきか返答に迷う。
「僕が一緒にいるので大丈夫ですよ?
仕事に戻ってください」
「そぅお?じゃあ王さんが戻ってきたら、
お迎えに行くね?」
「はい。僕のオフィスで待ってますね♪」
「コハル、ばいばぁい♪」
ズキュ―――――ン♡
二人のバイバイする姿が尊くて…
カシャ カシャ カシャ カシャ カシャ!
「ちょっと、小春さん!早く!」
「ももちゃん、わかってる!わかってるけど!
激レアスチルに手が止まらないの〜。
じゃあね!いいコで待っててね!はぁん」
後ろ髪ひかれつつ、全力のお手振りをしてワークスペースへ戻った。
「では隊長、行きましょう。(^ ^*)」
「おぉー。(•ө•)/」
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