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「チュパッ!もう挿れてもいい?―――!?」
「はぁっ、はぁ、はぁ、うん―――――・・」
枕元に置いたゴムに手を伸ばした瞬間、小春さんが僕の手を掴んでそっと下ろした。
「小春さん?」
「……えーと、ナシで繋がってみる?」
「え!?
それは妊活の開始、とゆうこと?」
「んー、新婚生活も3か月たったし。
真守くんも訓練はいっぱいしたでしょ」
小春さんが照れた感じで僕の手をすりすりしながら言う。
結婚してハジメテを体験した僕には、自信を得るほどの実践をこなした感覚がなかった。
夫としても、ましてや父親の器ではないし。
オトコ!と胸を張っていいのかさえ微妙だ。
「まだまだ経験不足じゃ?
男として半人前な気がして…」
「え?どこが?
若さもあってちょっと絶倫系ぽいよっ。
もうじゅうぶん男だと思う」
「まだ四十八手も極めてないのに?」
「…………それ、どこ情報!?
男としてどこを目指してるの!?」
小春さんが目を丸くして僕を見上げる。
少し怪訝そうな顔もかわいい♡
「チュウ―――」
「ん―――――」
キスを再開したら深く考えなんて及ばなくて。
僕の目指してることは初めからひとつしかない…
「僕は小春さんを気持ちよくしたいだけ」
「…私も。真守くんじゃないとダメで、
ただ私が真守くんのぜんぶ欲しいだけ」
「小春さん♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡」
「んふっ♪」
柔らかな胸に顔を押しつけ腰に巻きつくようにして抱きしめた。
小春さんは僕だけのもの!
絶対に僕の子種を小春さんに授けなければ!!
小春さんが30歳までに第一子を出産するとして。
後3か月ほどかけて僕が鍛錬をつみ、男を爆上げしてから妊活をする計画だった。
前倒しだけど本望です!!
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