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1.新婚の甘い夜
甘い…
今夜もとろけるように甘い…
朝がもっと遅くきてくれたらいいのに。
ずっと小春さんを抱いていられるから。
「ぁ―――――まもっ、真守…」
声も甘い…
僕を呼ぶ掠れたかわいい声が耳に届いたら…
愛しくて堪らなくなって、いっぱい小春さんの唇も体中食べたくなる。
「小春さん……チュッ……大好き……チュッ」
「うん……まもっるくんっ……私もっ……」
毎日二人で眠るベッドの上。
寝る前に毎晩たっぷり愛しあう。
吐息に絡め溢れんばかりの好きを伝えて。
小春さんのかわいい声をぜんぶ飲み込んで。
キスをずっと続けながら、さっき上から2つ目まで開けたパジャマのボタンをぜんぶ下まで外して…
そっと捲って脱がし素肌を手のひらで撫でて滑らせる。
胸の膨らみをなぞったら甘い声が漏れてきて、尖った先端を優しく指で転がせば、官能的で甘ったるい艶声が止まなく響き僕を刺激する。
逃さないように捕まえて、
こぼさないよう吸い取るみたいに。
ベッドに沈みこむ小春さんをこれでもかと追いかけ吸着してる。
「チュッ……小春さん、気持ちイイ?」
「はぁっ……うん、真守くんも?」
「チュッ、チュッ、もちろん♡」
「ぁっ―――――」
耳に口づけを落としてそのまま首筋を下りてゆく。
手の感触よりもこっちのほうがもっと気持ちイイはずだから…
「あァッ――――」
「チュゥッ―――」
赤ちゃんみたいに胸に吸いつくと小春さんが僕の頭をぎゅっと包んでくれる。
いいコいいコって撫でながら細い腰がクネクネし始めちゃうんだ。
小春さんが気持ちイイと僕も気持ちよくて…
大きくなった僕のが小春さんの太ももの間に入り込んで擦れてる。
「あん……真守、まもっ」
「チュゥッ……ハァッ……」
熱くなったお互いの息と声。
密着した素肌も熱を帯びてきた。
とろりと敏感な所で濡れた潤いを感じ取れば、ビリビリと電気が体を走って頭から突き抜ける。
一気に下腹部から全身が燃えるように興奮した。
もっと、
もっともっと、
深く繋がりたい欲が……限界!
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