舞台に出たり

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舞台に出たり

だが、当日は吐きそうなほど緊張してミスをしまくって、結果もいいものでは無かったが、どうしても諦められなく、もう一度試験を受けて受かった。 受かったのはいいけど、勉強したのとは違う楽譜を渡され、全く知らない記号も書いてあった。最初はもう無理かと思ったが、冷静に本で調べ、勉強し、なんとか無事、演奏を終わらせた。 それからは、人前に出るのが好きになり、舞台活動は楽しみながらお金を稼ぐことができた。 思っていたよりも収入は入り、入学金と授業料分のお金はすぐ貯まった。 あとは魔法学校の入学試験に受かるだけ。そしてその後は蹴落とし合い。できるだろうか、私に。正直、不安でいっぱいだった。 私は誰よりも強がりだけれど、誰よりも臆病だ。すごく怖かった。でもここまでやってきた。無理してでもここへ来たかったんだ。やるしかない。 まず、受かるためには一次試験の筆記試験を突破しなければならない。その為に、私は4歳から勉強してきた。ずっと。 そして、二次試験は実技。実際に魔物と戦わなくてはならない。 簡単な魔法は使えることには使える。でも魔物に攻撃したこともない。この国は決壊が貼ってあり、魔物が襲ってくることはないんだ。
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