招待状

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だから文秋は寝ても起きてもゲームのことばかり。 ゲーム内でどうして課金が必要なときには、すぐに両親がお金を出してくれるらしい。 そんなことだから、文秋はプロゲーマーの間でもプレイヤー名が通るくらい有名人になっていた。 将来はイースポーツのプロになりたいらしい。 そんな文秋はごそごそと鞄の中に右手を突っ込んでなにか探していたかと思うと、奥の方から何かを掴んで引っ張り出した。 それは黒い封筒だった。 封筒には赤いインクでなにかのマークが印刷されている。 なんだか見るからに怪しい封筒に梨乃は顔をしかめた。 「そのマークどっかで見たことがある」 言ったのは春美だった。
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