かごの鳥のツイート

もしもあなたに出会わなければ
私は夢を見つけることもなく
それに邁進していなかった

もしもあなたに出会わなければ
私は温もりを知ることもなく
一人で生きていられただろう

今の私を構成するすべては
言ってみれば
あなたがいたから生まれたもの

でも
いつしか孤独になり
夢を捨てさせられて

漠然と淋しいかごの鳥になった

自由な翼をもがれて
部屋に縛りつけられた鳥

それでもあなたは
私に自由を与えていると
怒ったように言うけれど

かごの鳥は鳥かごの中で
あなたを待つことしかできない

夢を見た残り火が
いつまでも消えないの

他の人と話したいなって
浮気じゃなくて思うの

私にはあなたしかいないから
裏切ることはできないし

自由の意味を弁えているから
恩に泥を塗ることもしない

夢の残り火は冷たくて
一人の時間はとても寒くて

冬に近づいていく

暖房つけなよと言われても
心の奥に陣取った氷塊を
溶かすほどでもなく

かごの鳥はね
とても寒さに弱いんだ

優しさと安心の毛布がなきゃ
凍死しちゃうんだよ

風前の灯火って
今の私を指す言葉

だけど私の心の叫びは
結局のところ

かごの鳥のツイート