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自転車(空気入れ)泥棒(5)…実際の話
さて、では、このような小は自転車空気入れ泥棒から大は世紀の事件に至るまで、犯罪を犯した者どもがいっさい罪に問われることのない、理不尽極まりないこれらの事象の所以は、いったいどこに問われるべきでしょうか。それは云わずもがな、金・権力がもの云う古今東西の世の在り様、今の言葉で云うマネタリズムに、文学で云うなら「金色夜叉」か彼(か)の樋口一葉の名作「にごり絵」か(この名作が巷に流布した際、往時一葉が在住していた竜泉寺町界隈の連中が「俺たちのお脚様の吉原の悪口を書きやがって」とばかり石もて一葉一家を追うようにしたということです)、映画で云うならアル・パチーノの「セルピコ」かエドワード・スノーデンを描いたオリバー・ストーンの「スノーデン」あたりに、その根源悪の顕現を求めるべきでありましょう。
さて、で…ありますから、このパターンでもう一度話をこの卑小な窃盗事件に戻しますならば、要は、これらクソモト、ばってん、ズべ公、便子ら一味を使う(つまりきゃつらにストーカーをさせている)ところの〝親分〟がおり、そしてこれが不動産・土建業関連の金満家なのであり、その不動産ネットワークのもとにこの団地のオーナーが彼に協力をし、管理人等この団地の悪貧乏人たちも彼から端金(はしたがね)をもらって、きゃつらに部屋を又貸しする等の協力をしている分けなのでございます。このオーナー会社や管理人らには一切罪悪感などはないようです。
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