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そうは言っても一四〇gもあるのだから、相当だ。ペロッと食べられたら怖い気もする。その言葉に父の目が少し厳し気になった。しかし父は相当空腹だったのか、まるでラーメンを啜るように平らげて行く。店内はお洒落な店なのに、台無しだ。警察官になるといつも時間に追われて、ご飯を食べるのが早くなる。
「まさか、大輔君にフラれたらどうしようとか、気にしてるのか?」
父は豪快にパスタを食べつつ、訊いてくる。
「いや、そういう訳じゃないんだけど……」
「琴音は痩せすぎだから、少し太ったほうがいいな。それにたかが少し太ったくらいで、嫌うような男なら、願い下げしちまえ」
私が「ええと」と、その言葉に戸惑っていると、店内に「うるせぇ」と、声が響き渡りハッとした。レジのところで、おじいさんがどこかのおばあさんと揉めていた。
「私が先に並んでたんさね!」

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