46、甘イ責メ苦 ※

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46、甘イ責メ苦 ※

 その日は結局買い物に出かけただけで二人で家で過ごす。  壱弥が皆に就職が白紙になった件を伝えようと言ったが美優が待って欲しいと頼んだ。  棗の負担になりたくない。忠也に言えば必ず棗に伝わる。試合が終わるまでは棗には知られたくなかったので、結局皆に伝えるのは待ってもらった。  今は夕食も終わり、お風呂にも入ってゆっくりと過ごしている 「私、ハローワーク行ってこようかな……」  ペットボトルの中に入ったミネラルウォーターの水面がキラキラ反射するのを眺めながら美優は呟いた。 「今はストーカーも抱えてるし就活は難しいんじゃないかな? ストーカーが片付いてからにした方がいいと思う」 「……新卒でっていうのは無理になっちゃうね」 「ゴールデンウィーク明けに仕事辞める人って結構いるんだよね。その後募集かかるからその時でもいいんじゃないかな?」 「そうなんだね。じゃあ、それ狙った方がいいかな」 「うん、今は時期が悪すぎると思うよ」 「わかった」 「しばらく二人でゆっくりしようよ。そうだ。美優どっか行きたいトコない? 旅行でも行こうか?」  美優は困り顔で壱弥に笑った。 「……う~~ん……私、家でゆっくりしたいかな」  きっと壱弥はその旅行代も全額自分が負担するつもりで提案しているだろう事がわかっていたのでやんわりと断る。  それに楽しく旅行できる心境でもなかった。 「そうか。じゃあ、二人でゆっくりしようか。でもさ、どこか日帰りで出かけよう? 俺行きたかった温泉があるんだよね」 「うん。私も温泉行きたい」  ややあって壱弥が美優を後ろから抱きしめた。 「……無理しなくていいから。ゆっくり一つずつ解決していこうね」  背中に壱弥の体温と少しの重みを感じて美優の心に安心感を与えた。  こんな風に優しく抱きとめられると泣き崩れそうになるが、なんとか意地を張れているので美優はまだ自分は大丈夫なのだという確認にもなった。  美優は壱弥の腕に触れ、顔を擦り寄せた。 「うん。ありがとう、協力してくれて。壱弥がいてくれてよかった」 「俺はいつでも美優の傍にいるよ」 「ありがとう」  壱弥が後ろから頬にキスをする。  美優もそれをくすぐったく受けた。  何度か頬にキスした後、今度は唇にキスを受ける。  唇のキスを何度か交わすと、壱弥の触れた唇が軽く開かれたのがわかった。  じんわりと口内に壱弥の舌が侵入してくる。  壱弥の好きなビバップがスピーカーから流れて来るのを耳に拾いながら、壱弥の濃厚なキスを受ける。  長く甘い優しいキスがやっと終わって目を開けて壱弥を見たら、熱を帯びた瞳で美優を見つめ返した。 「……美優……、大好きだよ」 「私も壱弥の事大好き……」  壱弥は美優を向き直らせる。そしてソファに美優寝かせて覆い被さって更にキスを重ねた。  再び優しく長く濃厚なキスが続く。美優は壱弥の熱を帯びたその蕩けそうなキスに腰が砕けそうな感覚に見舞われた。 「ん……、ふ…………、ん………………」  やっと壱弥が唇を離してくれたので、美優は懇願する。 「お願い、壱弥……、あのね……、ここじゃヤダ……」 「ん? ソファはイヤなの?」 「うん……ヤダ。恥ずかしいもん……」 「ならベッドに行こう」  壱弥は美優の手を取って、一緒にベッドまで向かう。二人ベッドに腰かけて向かい合った。 「美優……」  壱弥は美優の髪を撫で横髪を耳にかける。 「ホント美優は可愛い……。なんでこんなに可愛いんだろう……」  そう言うと、また再び唇が重ねられて美優の口腔内に舌を侵入させた。  今度は先程よりももっと濃厚で激しいキスで、美優はその激しさに戸惑った。  いつも優しい壱弥とのギャップに何か身体が熱くなるのを感じる。  それが余計に恥ずかしくなって、身体に力が入る。  そんな美優の二つの膨らみの片方に壱弥の手が探る様に伸びて来た。  美優の双丘の先端の可愛いサクランボの様な実を壱弥の指は探り当てる。  服と下着の上からでも先端がわかる位、その実は固く熟れていた。 「ん……っ、んふ…………ぅ……」  濃厚なキスを交わしながらも、美優の唇からあふれる様に零れ落ちた官能的な声は、壱弥を更に興奮させた。  壱弥は少し乱暴に美優のルームウェアの上着の中に手を入れ、ブラを捲った。  そしてその固くなっている実に直接触れる。 「ん…………っ! ん……ぅ……、ふ……」  美優の薄く開かれた瞳が戸惑い、涙に潤んでくるのを確認して唇を離す。  その途端、美優の声が溢れ出す様に上げられる。 「ああっ…………! あ、あっ、あん……っ!」  壱弥は美優が頬を赤く染めて、いつもよりも少し激しく乱暴な愛撫にも感じているらしい事を確認してゾクッと悪寒にも似た感触が背筋を巡るの感じた。  美優の右手首を掴んで拘束し、美優の性感帯の一つでもある耳輪と耳朶をじっくりと攻めていく。 「ああ……っ! ダメ……っ、壱弥、みみ……、ダメっ…………」  耳輪に吸い付きながら囁いてやる。 「なんで? 美優は耳好きでしょ? 耳と胸触るともじもじ脚擦り合わせるよね」  美優はもう座っていられなくて、逃げる様にベッドに身を預けた。壱弥もそれを追う様に美優に覆い被さる。  壱弥は美優の胸の実を弄り続ける。 「あ、いちや……、あ、……ん……っダメぇ……っ!」 「……ホントにダメか確かめてみようか?」  そう言うとルームウェアのパンツに、更にショーツの中に手をいれた。  ゆっくりと美優の秘部に到達し二枚の花弁を指で広げた。 「あ……っ! ヤダっ! ダメぇ~~……っ」  割られた花弁の奥の蜜壺の入り口に触れられた。 「もう濡れてるよ?」 「……あ、……ヤダぁ……」  壱弥が触った入り口は壱弥の言う通りもうぐっしょりと濡れている。  少し耳と胸を触られただけなのに、こんな風になってしまって美優は恥ずかしくて仕方なかった。 「美優のここは俺しか入った事ないから、これは俺のが欲しいって事だよね?」  耳元でそんな恥ずかしい事を甘い声で囁かれ羞恥を煽られて逃げ出したい気持ちで一杯だった。 「おねがい…………、いじわるいわないで……」  涙の潤む瞳で壱弥にお願いすると、壱弥はいつもの優しい笑顔とは違う、意地悪な笑顔を向けた。 「どうして? 美優のここ、意地悪する度に濡れて来る」 「そんな事ないよ……。恥ずかしくてホントにヤダ……」  お願いしている間も壱弥の指は美優の胸の実を弄り、陰核を美優の蜜を塗りたくって撫でまわす。 「ああ……っ!! あ、あ、あぁ……っ! あ、あん……っ!」  壱弥が陰核を撫でる度に快楽が身体を巡る。  それはまるで遅効性の毒の様に美優の自由を奪い、壱弥の思い通りに奏でられた。 「ああああっ!!!!」  陰核はあっという間に達してしまい、美優は脚を擦り合わせてその快楽から逃げようとする。  壱弥はそんな美優のルームウェア上下を脱がしてしまう。  下着姿になった美優はさっき達した陰核を守る様に脚を太ももをぎゅっと合わせる。  そんな美優を更に苛めたくなった壱弥は、美優の足首を掴んで脚を開かせた。 「ダメっ!」 「ちゃんと解しとかないと」 「もう解さなくてもいいからっ!」 「ダメ」  壱弥は美優の足の甲にキスをし、そしてふくらはぎに、太ももに、何度もキスをして、青い痣を残した。  ショーツをずらして秘部を剝き出しにする。  壱弥の顔が秘部に近づくとぬめりとした感覚が陰核を襲う。  壱弥の舌が陰核を舐めあげる。  さっき達したばかりの陰核にその刺激は強過ぎて、美優は悲鳴の様な喘ぎ声を上げてしまった。 「ああああああっ!!! ダメっっっ、そこは…………っ!!!」  脚を閉じたいけれど、壱弥が両の太ももをしっかり押さえているし、壱弥の顔があるので閉じられない。 「ヤダ……っ!!! そこ、やめてっっっ!! ああっ!!!」  壱弥は美優のその声に余計に興奮して、更に陰核を口に含んで吸い上げた。  美優の声は更に大きく上がる。 「ああああああああああっっ!!! ああっ!! あ゛あ゛あ゛っ!!!!」  壱弥の頭を思わず掴んでしまった。あまりにも強い刺激でもうやめて欲しいけど掴んだ頭を乱暴には扱えるはずもなく、ただ添えてるだけ。  やっと壱弥が離れてくれて、美優は身を固めて強い刺激の余韻に耐える。  壱弥はさっと自分のスエットも脱いでしまう。  美優のショーツも手早くするりと脱がして再び秘部に顔を寄せた。 「あ……っ、あ、ダメ、壱弥…………っ」 「痣付けちゃったから温泉、しばらく行けないや、ごめんね」  そう謝罪しながら着々と青赤い痣を増やしていく。  そして秘部に到達すると今度は花弁を舌で開いて蜜壺に吸い付いた。 「ああっ!! ダメ、そんなトコ、きたないから……っ!!」  壱弥はどんどん舌を蜜壺の中身を吸い上げる。  いつの間にかビバップは終わっていて、部屋には美優の秘部を吸い上げるいやらしい水音だけが響いている。  その音だけを敏感に耳が拾う。尽きる事なく溢れ出す自分の淫らな蜜を吸い上げられてる音だ。 「ああ……っ! やめ……っ、あ、ああ、あんっ!」  壱弥が顔を上げて美優の顔を見る。熱い視線に気が付いた美優は居た堪れなくなって両の手で自分の顔を隠す。 「お願い……、見ないで……」 「ダメ、見る」  今度は壱弥の指が美優の蜜口に侵入していき、それと同時に壱弥は美優の両手首を片手で掴んで頭の上へと引き上げる。  壱弥の指は美優の蜜口の少し奥にあるざらついた襞壁を刺激する。その度に美優の腰は浮いてうねった。 「あ、あっ! ああっ……! そこはぁ……っ! ああんっ ふっ……っ」  美優の昇り詰めていく表情を心の底から愉しそうに微笑みながら眺めている。  そんな壱弥と目が合うと恥ずかしくて仕方なくて顔を背ける。 「ダメ。俺の事見て」  美優はぎゅっと目を閉じてふるふると首を横に振った。 「そっか。じゃ、ここもっと虐めようかな」  もう一本指を入れられ、そのざらついた良い場所をもっと激しく刺激する。 「ああんっ!! あ、ふぁぁ……っダ、ダメ、ダメダメダメダメっ! ああああぁぁぁっ!」  何か尿意が込み上げる感覚がして達した瞬間、何かがぷしゅっと出た。 「ああ……っ、ヤダぁぁ…………っ」  涙を流しながら顔を背ける。  もう恥辱感がいっぱいで頭がどうにかなりそうだった。 「大丈夫。おもらしじゃないよ。潮吹いちゃっただけ。可愛いよ、美優」  壱弥は猛る自身を美優の蜜口に押し付けた。 「あ……っ」 「入れるよ? 美優」 「ま……っ、ああ゛あ゛……っ!」  美優の隘路に押し入られていっぱいに広げられる。  壱弥の猛茎はどんどん美優を押し広げて侵入してくる。 「……っ、まだ狭いね」 「はぁぁぁ……っ! あああ゛あ゛……っ」  一番奥の美優の好い処に届いて美優は涙をぽろぽろと流しながら身体を仰け反らせた。 「ここ、美優好きだったよね?」 「あ゛あ゛あ゛あああぁぁぁぁぁ……っ! そ、そこ、ダメ……っ、ダメっ!」  壱弥の熱い猛茎が美優の好い処をぐりぐりと攻め立てる。  その度に美優は獣の様な声を上げて歓びを表現してしまう。こんな恥ずかしい声を壱弥に聞かれたくないのに、どうしても我慢できない。  しまいには自分から快楽を貪ろうとして、腰を浮かせてうねらせてしまう。  恥ずかしくて恥ずかしくて、何でもいいから熱く見つめて来る壱弥にあられもない顔をしている自分を見られたくなった。 「美優、ホントに可愛い。動くよ?」 「あ……っ あぁ……、ダ、ダメぇ……」  これ以上快楽に溺れる事が怖くて泣き濡れた瞳を向けてお願いした。  壱弥はそんな美優に逆に嗜虐心を煽られてまたゾクゾクと背筋を青い稲妻の様な快感が走るのを感じる。 「どうして? 動いたら気持ちよくなるよ?」  そう言って、美優の好い処をぐりぐりとまた押し付けてやる。 「ああぁぁっ!!」 「動かないなら、ずっとここ、ぐりぐりって虐めるけどいいの?」 「そんなの……、ダメぇ……、おかしくなっちゃう……」 「じゃあ、動くしかないよね? ね? 動くよ?」 「…………っ」  美優は涙を溜めた瞳を閉じて、小さくこくりと頷いた。  その瞬間、壱弥は美優の好い処を狙って突き上げていく。 「あ゛あ゛あ゛あぁぁぁっ! あ゛っ! はあっ! あんっ! あ゛あ゛っ!!!」  しっかりと掴まれた手首は何も隠し立てする事を許してくれず、美優の豊満な白い双丘は壱弥が突き上げると呼応するかのように揺れ動いた。  泣き濡れた瞳、紅く染まった頬、快楽に飲まれるその表情、揺れる胸、開かれた脚、繋がる秘部、浮いた腰、その総てに壱弥は興奮する。  どんどん突き上げて快楽の波の高みへと押し上げ好い処だけを集中して攻めていく。 「あ゛あんっ! あ……っ! あ……っ! あ゛あ゛あっあ゛あぁぁぁっ!!! あ、ダメ! もうイッた! いちや、もうイッたのぉっ!」  必死にイヤイヤをして訴える美優の懇願を無視して、壱弥は美優の甘い拷問に耐えるその表情を嗜虐の笑みを浮かべて眺めた。  もう何度もイカされてしまった美優は声にならない声を上げて、焦点の合わない瞳を壱弥に向けていた。 「…………っ、出すよ?」  もう頭が真っ白な美優は、何を問われているのかもよくわからなくなってとにかくこの甘い責め苦が終わって欲しくて何度も何度もがむしゃらに頷く。  美優の中に居る壱弥の猛茎が更に激しく好い処を攻め立てる。 「……っ、…………っ!!」  壱弥の白濁の液は、美優の胎の奥深くで放たれた。  今までに感じた事の無い脳を直撃する様な快楽が美優を襲い、もう声も出なかった美優は身を仰け反らせてそれを表現した。  壱弥の猛茎を咥え込んだ美優の蜜壺は壱弥のその白濁の液をきゅうきゅうと健気に搾り取ろうと痙攣する。  両腕を上げて、あらぬ方を潤んだ瞳で眺める美優に壱弥は何度も何度もキスをした。  ぐったりとした美優は何もかも忘れて、ただ揺蕩う意識の中で壱弥の甘く優しいキスを受け、幸福感で満たされていた。
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