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そのうち、双子の喃語が聞こえ始めた。
「何を伝えたいんだろうな。」
「多分、航くんに話しかけてるんじゃない?」
「ここに来ると、航の喃語も多いから、3人で話してるんじゃないかな?って感じます。」
「私もそう感じますよ。3人ともおしゃべりさんですね。」
とベビーシッターとしてこのマンションに通っている、佐々木家の家政婦の斉木さんが言う。
斉木さんは50代。
俺と瑛人、陽葵を見てくれたベテランだ。
保育士、調理師、栄養士、フードコーディネーター等の資格をもつ佐々木家には、なくてはならない存在。
現在は、瑛人、莉子、双子のために佐々木家が、マンションに派遣している。
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