最後の魔王の詩の和訳

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最後の魔王の詩の和訳

※魔王の最後の詩は昔のアニメ機甲界ガリアン ED 「星の一秒」をインスパイアしています。良い曲なので一度聞いてみてください。 私は泣いていた。ずっと泣いていた。 独りでいる事が寂しくて、眠ると悪夢を見るから、私は泣いていたんだ。 でも、わかっている… 一日中泣いていても仕方がないから、目を開けたまま夢を見ていた。 そして、素敵な夢を見ていたんだ。 けど、涙は乾く事はなかった… そんな時に君が現れた。 君はヒナギクだ。この星でたった一つのヒナギクだ。 君が驚かれるのではないかと心配している。 それでも、私は君に話しかける。 誤解しないで、私は怖くも無いし決して強いわけではない。 一人が寂しくて辛いんだ。 君は僕の声に耳を傾け、答えてくれた。 二人で未来へ旅立とうと言ってくれた。 だから、もう独りじゃない。 もう寂しくない、泣かなくても良い、だって君がいてくれるから これから、私達は旅立つ。そして、神様に命を捧げることになる。 でも私は嬉しい。だって、ヒナギクが側にいてくれるから 未来が輝いて見えるから 今夜は深い眠りにつけそうだ。 そして、目を閉じて幸せな夢を見るだろう。 きっと、涙は乾いているはずだ。
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