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そんな中で、俺も俺でこの性格のせいというのか、あまり友達といえる人間はいなかったりする。
だから柳香とはいいペアとして見られている、らしい。
まぁ変な噂も立つほどだ。あんな性格でも仲はいい。
思われて当然だな。決していい気分ではないが。
今回も新任の担任教師中山、通称Mr.(ミスター)の新学期早々の気紛れな席替えにより、窓側後列を獲得した俺の右どなりに偶然、柳香がオプションとしてついてきた。
結果、幾人かの男子生徒に冷やかされる形となったが、柳香は無視、俺は欠伸をしていた。
そのことは、後から中山がクラスメイトの誰かによる犯行だと悟り俺と柳香を離そうとしてくれたが、別にいいと俺は言い、柳香に至っては「どうでもいい男子とだったらジンで構わないわ」などと言っていた。
構わないわ、だとよ。
人を、HBの芯が無い時のBの芯みたいに。
でもまぁ、俺に対する性格とあの変わった趣味が無ければ本当に彼女候補の第一…―失礼。
小さい頃から俺に対して、真夏の太陽に匹敵する明るさと欝陶しさで、執拗に、聞きたくも無いのに、そのうえ聞き流しても、超能力の話をしてくれるおかげで俺は影響されたのかもしれない。
いや、確実に影響されてるな。
そのせいで、今こんなひねくれた性格と、超能力(以下略)を信じるような、客観的傍観論、世間一般の目線、常識などという不安定なもの、それら普通という視点から見て狂った脳みそになったんだ。
俺はおかしいとはわかっていても、そう思わないようにしている。
じゃなきゃ今頃自分が生きているかすら怪しい。よく今まで飛んだり吊ったりしなかったよな…。
じゃない、話を戻そう。
自分自身のことなのであまり貶したくはないが、仕方ない。
悲しいがもう手遅れだ、俺の自我は今の状態で安定してしまっている。
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