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主催者がカーテンを開くと、中から、国府田が射った外国の兵士が姿を現した。
「クニフダさん、お久しぶりです。あなたのお陰でこうしてお会い出来ました。私は子供と孫に恵まれています」
「あんたは、俺に撃たれたんだ。憎くないのか、私の事」
「あの頃は確かに憎かった。けれど、今はもうお互いおじいちゃんです。何十年の恨みや憎しみはとうに化石ですよ」
「そうだな。あんたも幸せにやっているならそれでいい」
続いて、藤村が引いた子供の家族や、花村の父の兄妹、菰田が介護した利用者の家族が出て来て、互いに心境を明かした。
了
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