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前書き
疵痕本編は、冬坂朋美の傷ついた心を、彼女に寄り添って救おうとする橘慶介と紡ぐ思い合いの物語でした。
しかしいざ執筆を終えると、あそこまで朋美に執着していた昭博が、存外あっさりと身を退いたこと二違和感を感じました。
ではあの時、昭博が思いを成就させるため、更にどんどんと朋美を追い詰めていく世界線の話もあるのではないかと思い立ったのが、この作品です。
かなり胸くそだったり、心が痛くなる場面もあるかもしれませんが、それもフィクションとして楽しんでいただければと思います。
安濃津水月(記)
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