(一)

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 拓弥は中身がぎっしり詰められた細長いブリトーを包んでいるアルミホイルを先端からはがし、それをほおばった。トウモロコシ製の皮に包まれた中身を口に入れるのに口を大きく開けなければならなかった。拓弥の頭の中ではそれが男性の陰茎を想起させた。  隣の席で同じくブリトーを小さくかみつきながら美味しそうに食べている翔太の体は華奢(きゃしゃ)であったが、そんな彼の両脚の間にあるものが興奮して大きくなり、このブリトーのように自分の口の中に入ってくるという想像を拓弥は思い浮かべてしまった。 (続く)
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