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森の友だちは、みんなで楽しく遊んでいたのでしょうか。
いいえ、ゾウさんのことが心配で、森の茂みの陰やら岩の陰から、ゾウさんのことをそーっと見ていたのです。
そしてゾウさんのお顔が恐い顔になると・・・・・・。
誰かがソロリとゾウさんに近づき・・・・・・。
恐いお顔を見て「ギャーーーーッ!」と驚いて逃げていくのです。
いつも誰かが驚くので、ゾウさんはほとんどの時間、元のお顔でいられました。
それでも1時間に一度は恐いお顔なるのです。
そして誰かが近くにやってきては「ギャーーーーッ!」とビックリする。
するとゾウさんはまた元のお顔に戻る。
そんなことの繰り返しです。
そのうちゾウさんはだんだん元気がなくなって痩せてきました。
立ち上がるのもふらふらして大変そうです。
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