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1,俺がSub??
「診断結果は、『Sub』です。」
そう言われて日から、俺の毎日はどん底に落ちていった。
俺は猫田律。沖高等学園2年だ。この高校は中高一貫で親が有名な会社、金持ちしか入れない超エリート学校。
その学校で俺は過ごしている。
この世界には、「男女」という第一の性の他に「ダイナミクス」という第二の性がある。この第二の性は、「Dom」「Sub」「Normal」と3つ種類がある。
だが、稀に「Swith」という「Dom」「Sub」二つの性をどちらも持つ人もいる。
俺は、「Sub」。主に支配されたい、お仕置きされたい、という欲求を持つ。
逆に「Dom」は支配したい、お仕置きしたい、という欲求を持つ。
「Dom」は「コマンド」という、Subに対する命令を使い、欲求を満たす。
そして、俺は自分のことをDomだと思っていた。なぜなら、この猫田家で「Sub」と診断された人は今まで一人もいなかったからだ。
そのため、猫田家は「日本屈指のDom家」と呼ばれており、大きな権力をもつ家系だ。
猫田家のDomは、最低でもAランクだ。
なのに、俺は、Sub。
親は最初はその病院が悪いと思い、他にも何件も周った。
だが、結果は同じ。親は俺のせいで狂い始め、身体的な暴力を俺にふるい始めた。
俺は精神的にも苦痛になり、絶望の淵に達した。
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