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私の好きな、BLACK CATは
四人組のアイドルグループだ。
デビューしてまだ一年目で、新しいグループだけど、
とっても人気で、女の子達の注目の的に
なっている。
人気過ぎて、彼らのコンサートチケットは
ファンクラブに入っていても、なかなか手に入らない程で、グッズも販売初日で即日完売になってしまう。
それ程、彼等は大人気だった。
その中でも、私の推しの廉太郎は一番人気があった。
ダンスが抜群に上手くて、声もハスキーで、
色気がある人だった。
廉太郎を見るだけで、私は幸せだった。
彼の居ない世界は、考えられなかった。
彼なしでは、生きられない。
それ程、私は彼を愛していた。
「今夜は、新曲を歌います。
なんと、この番組が初披露なんですよ。
曲名は『memory』です。
今回の新曲は、僕達が作詞を担当しました。
僕達、四人の気持ちが詰まった、歌詞に
注目して聞いて貰いたいです。」
リーダーの新汰が曲紹介を
していた。
私は、興奮しながらテレビを観ていた。
(新曲…最高過ぎませんか?
ラブソングなのね…。)
優しい歌声と、しっとりとしたダンスが魅力的で、私は、テレビを観ながら泣いていた。
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