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私は学校の近くのカフェでアルバイトをして
いた。
推し活をするには、ある程度お金がないと
やっていけない。
私は週三で、アルバイトをしていた。
「茉莉花?今日もバイトだっけ?
後で、カフェ行くね!」
雀は友達と一緒に、よく私の働くカフェに
来てくれる。
「あっ、うん。
じゃあ、リクエスト曲かけるね。」
私の働くカフェはお母さんの、お兄さん。
つまり、私の叔父さんが経営している
カフェだった。
叔父さんのカフェでは、自由に好きな曲が
聴ける。だから、私達学生の溜まり場でも
あった。
私達はBLACK CATの曲ばかり流していた。
そのためか、ファンの間で人気が集まり、
カフェはいつも、BLACK CATのファンだらけだった。
珍しいコーヒーも楽しめて、BLACK CATの
曲も聴き放題のこの店は、若い子達の憩いの
場所だった。
「ねぇ、叔父さん!
今日も、いいよね?」
「茉莉花!マスターと呼びなさいって
いつも、言ってるだろ!」
「はーい。マスター!」
「ここは、お前達の遊び場か?
ちゃんと働かないと、給料は無しだぞ!」
「俺のイメージが…。
お前達のせいで台無しだ…。」
落ち着いた雰囲気に憧れて、カフェを
開いた叔父さんだったけど、私達学生の
間では、BLACK CATカフェと化していた。
落ち着いた雰囲気のカフェには彼らの
グッズが飾られて、ごちゃごちゃしている。
私が勝手に、飾った物だった。
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