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食べ終えたお弁当箱をカバンの中へと仕舞って体操着を手に持ってそのまま更衣室へいく。
更衣室前で私は立ち止まって先輩の方を見た。
「絶対に入ってこないでね!」
『そんなもん、言われなくても入らねぇよ』
先輩は壁にもたれるようにして言った。
光桜が更衣室の中に入ると誰もいなかった。急いで制服を脱いで体操着に着替える。
更衣室から出ると授業が始まるチャイムが鳴った。
「うわぁ、急がないと!」
体育の授業なんて初めてだし、着替えてて遅くなったとか話しても通用しない。
『落ち着け、大丈夫だ』
「どうして、落ち着いていられるの⁉︎」
「俺を信じろ」
俺を信じろって先輩に言われても……と思いながら走って昇降口で靴に履き替えて全力で走っていく。
息を切らしながら校庭まで行くと体育の先生は担任の倉見先生だった。
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