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「あ、そう?そしたら、1人はブーツにポンポン、もう1人はケープの胸元に付けるのはどう?」
「あー、それいい!」
「じゃあ、あみはそれで。私はやっぱりブーツにポンポンがいい!」
明日香の提案に、あみとふうかは希望が決まったらしい。
「りなちゃんはどうする?」
明日香が聞くと、
「うーん、そうだな。私もどこかにポンポン付けたいなー」
明日香はスケッチブックのデザイン画に、サラサラと書き込む。
「手首のファーに付けたり、髪飾りとして付けたり…あとは袖をパフスリーブにして袖口に付けたり…こんなふうに」
「えー、どれもいいな!どうしよう、迷っちゃう…」
ワイワイと盛り上がっていると、ノックの音がして、紗季が顔を覗かせた。
「明日香ー、ちょっといい?あ、スケッチブックも持って来てね」
明日香は返事をし、またあとでねと3人に言い残して部屋を出た。
「ちょうど今、うちのオフィスのスタイリストもこの仕事で来てるの。明日香はまだ会ったことがないから紹介するね」
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