クリスマス衣装

2/13
前へ
/176ページ
次へ
「あ、そう?そしたら、1人はブーツにポンポン、もう1人はケープの胸元に付けるのはどう?」 「あー、それいい!」 「じゃあ、あみはそれで。私はやっぱりブーツにポンポンがいい!」 明日香の提案に、あみとふうかは希望が決まったらしい。 「りなちゃんはどうする?」 明日香が聞くと、 「うーん、そうだな。私もどこかにポンポン付けたいなー」 明日香はスケッチブックのデザイン画に、サラサラと書き込む。 「手首のファーに付けたり、髪飾りとして付けたり…あとは袖をパフスリーブにして袖口に付けたり…こんなふうに」 「えー、どれもいいな!どうしよう、迷っちゃう…」 ワイワイと盛り上がっていると、ノックの音がして、紗季が顔を覗かせた。 「明日香ー、ちょっといい?あ、スケッチブックも持って来てね」 明日香は返事をし、またあとでねと3人に言い残して部屋を出た。 「ちょうど今、うちのオフィスのスタイリストもこの仕事で来てるの。明日香はまだ会ったことがないから紹介するね」
/176ページ

最初のコメントを投稿しよう!

631人が本棚に入れています
本棚に追加