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お前のためじゃねーよ。クソ死ね。梨々は心の中で何度も繰り返しながら、のしかかってくるマキムラのされるがまま、床に倒された。マキムラはいつもと違う梨々に興奮したのか、早々に果てた。その後、一時間半の間に三回も一人で達した。満足したのか久しぶりに一万円をくれた。死ねと思いながら、梨々は黙ってそれを受け取り、シャワーを浴びた。浴室から出るとマキムラは鼾をかいて寝入っていた。服を着ていると、脱ぎ散らかしたマキムラのグレーのスラックスから使い古された黒革の財布が見えた。
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