ⅱ.二階堂 楓

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ⅱ.二階堂 楓

私、言ってしまいました。 やってしまいました。 また1人1人と離れてゆく。 虐められるのは嫌だった。 けれど、少しだけ暖かさを感じていました。 親にも100点をとっても何も言って貰えないし。 でも、皆になら言って貰えました。 少し嬉しかったな。 でも、こうなってしまいました。 なんで。でも、壱崎さんが被害者ズラしていたのは気に入らなかった。 だから言ってしまったんです。 言ってしまってから一日が過ぎてしまいました。 今、重いバックを背負い、「行ってきます。」 誰も居ない、一人暮らしのマンションに言っている訳では無い。 暗い今日という一日に言っているのだ。 朝焼けの日差しが私のメンタルを燃やす今日を、 少しでも明るく思えるよう生きる努力をしたい。
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