SIDE:VIK[サイド:ヴィーク]

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「面白い」と、思ったのが正直な感想だった。 婚約記念パーティーでティアナ嬢は、完璧なロイド殿下の婚約者に見えた。 しかし、どこか苦しそうなティアナ嬢の微笑みに興味を持った。 ティアナ嬢が何度タイプリープをしたのか、これからもタイムリープ出来るのか、そんな詳しいことは一つも分からない。 それでも、こんなに興味深い人間を簡単に手放すつもりはない。 私は、もっとティアナ嬢を知りたいと思ってしまったのだから。
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