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リアーナに言われた通りに、私は先にテラスに向かって準備を進めていた。
そこにリアーナとロイド様が現れる。
「お姉様!ロイド様を連れてきましたわ!」
久しぶりにロイド様の顔をしっかりと見れた気がした。
「ティアナ、お茶会に誘ってくれてありがとう」
「いえ、こちらこそ来て頂いて嬉しいですわ」
リアーナとロイド様が席に座る。
「ロイド様、私の代表挨拶は見て下さいましたか?私、しっかりと出来ていたか不安で・・・」
「リアーナ嬢、大丈夫だよ。素晴らしい挨拶だった」
リアーナとロイド様が楽しそうに会話をしている。
私は、相槌を打つことしか出来ない。
「お姉様、大丈夫ですか?体調が優れないように見えるのですが・・・」
「大丈夫よ、リアーナ。心配してくれてありがとう」
「私が無理にお茶会に誘ってしまったから・・・お姉様、ごめんなさい!部屋で戻って休んで下さい!」
そうリアーナが述べると、私の手を引いて、私をテラスから連れ出す。
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