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しかし、簡単にはいかない。そう、それは鬼の面を付けた殺人鬼が姿を現した。冷静になれば、きっと勝てる……こっちは四人なんだ。
腰から刀を引き抜いた殺人鬼は、すぐさま襲いかかってきた。俺が持つ鎌は弾き返され、鎌を遠い床へと落としてしまった。いち早く逃げる真宮。くそっ……あいつ、また逃げやがった……落としてしまった鎌まで距離がある……やばい……俺は身構えながら、ゆっくりと後退りするしか出来なかった。
「諦めるな!こいつを倒すんだ!」
そう言って殺人鬼の背後から包丁で攻撃しようとする木村。だが、次の瞬間、弾かれ日本刀に右腕を斬られてしまう。三対一……だが、形勢は不利。今にも木村は斬り殺されようとしていた。そんな中、殺人鬼に突進する男がいた。それは隼人。
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