【真宮幸樹】

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村山と森中という女が缶詰の中身を分け始める。程なくして、右腕を包帯で巻かれた木村と遠藤の彼女が戻ってきた。俺達は食事と話し合いを始める。 全然美味しさを感じない……まぁ、仕方がないか……俺は不満を口にする事は無く、自分に与えられた食料を食べた。そんな時だった。何故か水谷が銃を持っている。 バンッ!…… うおっ!?……本物だ……俺は水谷から距離を取るように後方へと下がった。銃を持つ水谷は『このとおりこれは本物の銃だ。これからこの場を俺が仕切る。撃たれたくなかったら、食料を全部、俺に渡せ。そして、俺の言うとおりにしろ』と言い出し、目つきが変わっていた。
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