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休暇期間に入ると、ルームメイトも仲間も実家に帰省する。実家と疎遠になっているチャンヒョクは、枕元に積まれている母からの手紙をゴミ箱に投げ捨てていた。
しばらくベッドに寝そべり、ラジオを聴いていた。捨て忘れた母からの手紙を見つけて、興味本位に便箋の封を切った。
”チャンヒョクへ
夏の期間に休暇があるでしょう。
報告があるから、うちに戻ってきてね。
待ってます。
母より“
やはり手紙はぐしゃぐしゃに丸めてゴミ箱にすてた。
また脳裏に浮かぶ母の悲しそうな顔。チャンヒョクはバイクのキーと財布を掴んで部屋から飛び出した。
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